暁月凛

暁月凛：アニメ愛と実力で駆け上がるアニソンシンガー

暁月凛（あかつき りん）は、中国・山西省出身の女性歌手です。幼少期からアニメやアニソンに親しみ、特に『名探偵コナン』や『コードギアス 反逆のルルーシュ』に魅了され、アニメの世界にのめり込んでいきました。12歳からは将来の夢として通訳を目指し、日本語学習にも励んでいたといいます。

中学校ではアニメサークルに所属し、ボカロ文化にも深く触れました。特に湊貴大（minato）の楽曲に大きな影響を受け、「湊さんの音楽で育ったようなもの」と語るほど熱烈なファンだったそうです。高校時代にはアニソンの「歌ってみた動画」を投稿するなど、音楽活動にも早くから意欲を見せていました。また、男の子キャラクターのコスプレも趣味の一つで、『ヘタリア』のプロイセンのコスプレや、声優の神谷浩史さんのファンミーティングに制服姿で参加するなど、積極的な一面も垣間見えます。

音楽活動本格化へのきっかけは、2014年にシンガポールで開催された「AAA（アジアアニソンシンガーオーディション）」への参加でした。3000人もの応募者の中からグランプリを獲得し（当時の芸名はRINRIN）、その実力を証明しました。オーディションでは『涼宮ハルヒの憂鬱』の挿入歌「God knows…」を歌唱し、審査員を圧倒したと言われています。

2016年、シングル「決意の翼」でメジャーデビューを果たします。楽曲「決意の翼」は『金田一少年の事件簿R』のエンディングテーマに起用され、カップリングにはLast Note.プロデュースの「クラベル」が収録されました。デビュー当初は、逆光の中で撮影された写真や表情を一切映さないミュージックビデオのみが公開され、「謎の新人アニソンシンガー」として話題を集めました。アーティスト名の「暁月凛」は、複数の候補の中から自身で選び、「中二っぽくていい」という理由で決定したとのこと。シンガーソングライターの天野月子への憧れから「月」という字を必ず入れたいと考えていたそうです。

2017年には、暁月凛からのオファーにより、湊貴大が作詞・作曲を担当した2ndシングル「コノ手デ」をリリース。デビュー後も、自身の音楽性とアニメへの愛を追求し続けています。

2019年10月には、吉本興業から系列会社のShowtitleへ所属事務所を移籍しました。

趣味は寝ること、ホロスコープ、メイク研究、ドキュメンタリー番組鑑賞、バスに乗ること。特技はパソコンの組み立て、漢字（自称準2級レベル）。多様な趣味や特技を持つ、個性豊かなアーティストと言えるでしょう。

テレビ番組への出演経験も豊富で、『超流派』（テレビ東京）、『ライブB♪』（TBS）、『月〜金お昼のソングショー ひるソン!』（テレビ東京）、『音ボケPOPS』（TOKYO MX）、『浜ちゃんが!』（読売テレビ）などに出演。ネット配信では、『松村沙友理と暁月凛のBiLiBiRiNGO』（SHOWROOM・bilibili）のアシスタントMCを務めるなど、幅広く活躍しています。

暁月凛は、アニメへの深い愛情と確かな歌唱力、そして独特の世界観を武器に、アニソンシーンで独自の地位を築きつつある、注目のアーティストです。今後の活躍から目が離せません。

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