暗闇 (曲)

STU48のデビューシングル「暗闇」

「暗闇」は、日本の女性アイドルグループSTU48にとって初のメジャーデビューシングルです。この楽曲は、作詞を秋元康、作曲をaokadoが手掛けており、2018年1月31日にキングレコードから発売されました。センターを務めたのは、グループの中心的存在である瀧野由美子です。

リリースの背景

STU48のメジャーデビューは、2017年6月29日にSHOWROOMで発表されました。ここでは、デビューシングルの発売日やレコードレーベルが明らかにされました。さらに、選抜メンバーやセンターの発表も行われ、当初は2017年11月1日の発売を予定していましたが、船上劇場の計画が頓挫したことを理由に、リリース日は5か月遅れの2018年1月31日へと延期されることとなりました。「暗闇」は、Type AからType G、劇場盤まで含む8種類の形態でリリースされています。

楽曲は、STU48のオリジナル楽曲「瀬戸内の声」に続くものであり、瀧野が引き続きセンターとしてストーリー性のある歌を歌います。初期に選抜メンバーとして発表されていた指原莉乃の兼任解除に伴い、田中皓子が選出されました。キャッチコピーは『この場所から、私たちは、はじまる』であり、期待を込めたフレーズが印象的です。

プロモーションと公演

同年12月23日、STU48のコンサート『STU48 瀬戸内7県ツアー〜STU48からメリークリスマス!〜』で、この楽曲のタイトルが初公開され、パフォーマンスも初めて披露されました。さらに、テレビでの初披露は2018年1月1日放送の『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ 2017→2018』において行われました。このシングルには、カップリング曲「瀬戸内の声」や、地域バージョンの「STU48」の替え歌など、様々なトラックが含まれています。

チャート成績

「暗闇」は、2018年2月12日付のオリコン週間シングルランキングで、約136,000枚の推定売上を記録し、初登場1位を獲得しました。デビューシングルでの首位獲得は非常に偉業であり、グループの知名度向上に寄与しました。

ミュージック・ビデオの制作

「暗闇」のミュージック・ビデオは、愛媛県の大三島と伯方島で撮影され、地域の美しい風景が映し出されています。ドラマ仕立てのイメージで、女子高生としてのメンバーの姿が描かれており、伯方高等学校の屋上や、宮浦港など地域に密着したロケーションが使用されています。

このMVの監督は枝優花が担当し、彼女自身の高校時代の思い出を元に制作されたとされています。

メディアでの使用

この楽曲は、ファミリー劇場の『STU48 イ申テレビ』のテーマソングや、いくつかのテレビ番組のエンディングテーマとして使用されています。また、中国電力との地域応援プロジェクトのCMソングとしても採用されており、幅広いメディアでの展開が見られました。

「暗闇」は、STU48のスタートの象徴ともいえる重要な楽曲であり、それとともに多くのファンに親しまれています。これからのSTU48の活動においても「暗闇」は強い印象を残す一曲と位置付けられています。

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