曲尾マイケ

曲尾マイケについて

曲尾マイケ（まがりお マイケ）は1991年11月18日生まれ、ブラジル・サンパウロから日本に移住してきた日系人の元プロ野球選手です。右投右打の外野手であり、プロ野球界では育成選手として活躍しました。彼の野球人生は、数多くのドラマや挑戦に彩られています。

来歴・人物

プロ入り前の歩み

マイケはブラジルのサルバドール、バイーア州で生まれましたが、彼が5歳の頃、日本へ移り住むことになりました。神奈川県寒川町に居住し、小学校3年生になると一之宮ストロングスという野球チームで野球を始めました。寒川中学に進学後は寒川シニアに所属し、野球に熱中する日々を送りました。特に3年生の秋には、青森山田中学校に転校し、甲子園出場を目指すことになりました。

中学時代は主に投手として活動し、最速138km/hを記録しましたが、高校進学時に肩の痛みに苦しんだため、外野手に専念しました。青森山田高校で1年生からベンチ入りし、2年生からはレギュラーとして活躍。彼は2008年と2009年の夏の甲子園に連続出場し、その実力を証明しました。

高校時代の通算成績は17本塁打。50メートルを6秒で走り、110メートルの遠投能力を持っていました。これらの秀でた能力が評価され、2009年のドラフトでは東京ヤクルトスワローズから育成ドラフト1位で指名されました。スカウトの八重樫幸雄氏にとって、マイケは初めて指名した選手であり、「ブンブン丸2世」としての期待を受けました。入団会見では、対戦したい投手としてダルビッシュ有の名を挙げました。

プロ入り後のキャリア

2010年、マイケは東京ヤクルトスワローズに入団し、1月には戸田寮に入寮しました。同じくブラジル出身の松元ユウイチとの対面も果たしましたが、プロ入り後は一軍公式戦出場の機会に恵まれることはありませんでした。

2012年10月、彼は戦力外通告を受け、10月31日に自由契約公示となりました。しかし、同じ月には第3回WBCのブラジル代表に選出され、国際舞台での活躍を期待される存在でした。

その後、2016年には神奈川県の日立オートモティブシステムズ厚木事業所に加入し、軟式野球チームとして国民体育大会全国大会での優勝に貢献したことも特筆すべきです。彼の軟式野球での活躍もあり、プロ野球に在籍していた期間とは異なる形での競技者としての一面を見せました。

詳細情報

マイケはプロ野球では一軍の公式戦に出場することはなく、背番号は117（2010年 - 2012年）でありました。彼のキャリアは短かったものの、多くの若手選手と同じように、多くの挑戦や努力があったことでしょう。現在では彼のような若い選手たちが新たなステージでの成功を目指して努力を重ねていることでしょう。

関連項目

• - ブラジル出身のスポーツ選手
• - 東京ヤクルトスワローズの選手一覧

もう一度検索