曲阜師範大学

曲阜師範大学について

曲阜師範大学は1955年に設立された、山東省の重要な大学です。この大学は孔子の故郷としても知られる曲阜市に位置し、さらに海辺にある日照市にも新しいキャンパスがあります。本大学は、革新的な精神を重視し、文化的な特色を持つ学風を育むことに努め、これまでに14万人を超える優秀な人材を世に送り出してきました。

大学には61の学部専攻、77の修士課程、6つの博士課程が存在し、その中には7つの修士一級学科も含まれています。また、文系、理系、工学系、法学系など、広範な学問分野にわたる10の部門を有しています。このように多様な学科体系は、師範学科と非師範学科の調和のもとで発展し、優れた教育と資格の取得を目指すための合理的な構造が形成されています。

具体的には、独立した杏壇学院をはじめとして、29の学科、28の研究所、14の重点学科があります。これらの中には、国家や山東省によって重視される研究分野も含まれるため、本大学は地域においても重要な学術拠点となっています。

大学の名誉校長には、ノーベル物理学賞を受賞した著名な物理学者の丁肇中氏が就任されており、その他にも博士号を持つ教員や教授が在籍しています。全体で2262名の教職員が在職し、1393名の専任教員が授業を行っています。教員の中には、219名の教授、267名の副教授が含まれており、山東省内の専門的な人材育成にも取り組んでいます。

在校生数は、博士、修士課程の学生2037名と、一般学部生24983名、さらに成年教育を受ける学生15207名を合計して、相当数の学生がここで学んでいることがわかります。キャンパスの広さは約176ヘクタールで、校舎の面積は100万平方メートル以上に及びます。

また、曲阜師範大学は外国人留学生の受け入れも行っており、全国で200以上の大学との国際的な提携関係を結んでいます。特に、日本の山口県立大学との友好関係があり、アジアにおける文化交流の推進にも寄与しています。

杏壇学院は、2005年に設立された全日制の私立大学で、漢語と文学、対外中国語、英語、日本語、韓国語などの多様な学問を提供しています。さらに、専門的な分野として美術やコンピュータ科学、環境科学なども広がっており、アジア日本語教育センターも併設されています。

曲阜師範大学は、優れた教育と研究を通じて国際的な地位を築いていくと共に、社会における責任を果たす人材を育成し続けています。

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