最強者決定戦

最強者決定戦とは

最強者決定戦は、1961年（第1回）から1973年（第13回）まで共同通信社が主催していたプロ将棋の公式棋戦です。その前身となる棋戦を経て、1975年に棋王戦へと移行しました。

歴史

最強者決定戦の前身は、1957年（第1回）から1960年（第4回）まで開催された日本一杯争奪戦です。この棋戦には、B級2組以上の棋士が参加していました。さらに、その前身は1954年（第1回）から1956年（第3回）まで行われた九、八、七段戦です。このように、幾つかの棋戦を経て最強者決定戦が誕生しました。

対局

優勝者には、名人との対局が組まれるという特典がありました。また、準優勝者も、大山康晴が名人であった時代には升田幸三と、中原誠が名人になってからは大山康晴との記念対局が行われました。

歴代優勝者

九、八、七段戦

第1回: 升田幸三
第2回: 大山康晴
第3回: 升田幸三

日本一杯争奪戦

第1回: 升田幸三
第2回: 二上達也
第3回: 大山康晴
第4回: 大山康晴

最強者決定戦

第1回: 大山康晴
第2回: 大山康晴
第3回: 大山康晴
第4回: 大山康晴
第5回: 二上達也
第6回: 大山康晴
第7回: 升田幸三
第8回: 大山康晴
第9回: 大山康晴
第10回: 中原誠
第11回: 内藤國雄
第12回: 大山康晴
第13回: 加藤一二三

脚注

* 日本将棋連盟「九、八、七段戦」「六、五、四段戦」「日本一杯争奪戦」「古豪新鋭戦」「最強者決定戦」


最強者決定戦は、その後の棋王戦へと発展し、現代将棋界においても重要な位置を占める棋戦のルーツとして、その名を刻んでいます。

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