最後の言い訳

最後の言い訳 (德永英明)

「最後の言い訳」は、1988年10月25日に発売された德永英明の6枚目のシングルです。この楽曲は、関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『直木賞作家サスペンス』の主題歌として起用され、また1993年公開の映画『男はつらいよ 寅次郎の縁談』でも使用されました。

楽曲解説

前作「風のエオリア」から8ヶ月ぶりにリリースされたこのシングルは、德永英明の代表曲の一つとして広く知られています。カップリング曲「今はさよならだけを言うけど」は、長らくアルバムには収録されていませんでしたが、1998年発売のベスト・アルバム『シングルコレクション (1992〜1997)』で初めて収録されました。また、放送局プロモーション用に配布された12インチ・アナログ盤には、「最後の言い訳」のオリジナルバージョンとエディットバージョンが収録されています。

制作秘話

作詞は麻生圭子が手掛け、作曲は德永英明自身が担当しました。德永は作曲中、初めて涙を流したと語っています。この楽曲には、彼の深い感情が込められていることが伺えます。

TBSテレビの音楽生番組「ザ・ベストテン」に出演した際、德永が歌唱中に涙をこぼす場面がありました。これは1988年11月17日の放送で、当時5位にランクインした際に起こりました。このシーンは、同年12月29日の「ザ・ベストテン名場面集」でも再び取り上げられ、大きな反響を呼びました。德永は涙の理由について、「当時付き合っていた彼女と別れたばかりで、歌いながら辛い出来事を思い出してしまった」と説明しています。

収録曲

全作曲：德永英明 / 編曲：瀬尾一三

1. 最後の言い訳
作詞：麻生圭子
2. 今はさよならだけを言うけど
作詞：德永英明

主な収録アルバム

『REALIZE』（アルバムバージョン）
『INTRO.II』
『Ballade of Ballade』
『シングルコレクション (1986〜1991)』
『SINGLES BEST』
『永遠の果てに〜セルフ・カヴァーベスト1〜』

カバーバージョン

「最後の言い訳」は、数多くのアーティストによってカバーされています。

辛島美登里
古谷智志（配信限定）
本多ルル
山本潤子
* テッド伊藤

「最後の言い訳」は、德永英明の音楽キャリアにおいて重要な位置を占める楽曲であり、多くの人々に愛され続けています。彼の感情が深く込められた歌声は、聴く人の心に強く響きます。

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