月光恵亮

月光恵亮：音楽プロデューサー、デジタルアーティストとしての軌跡

月光恵亮（つきみつ けいすけ）は、1952年生まれの日本の音楽プロデューサーであり、デジタル・ドローイング・アーティストです。ビーイング社で副社長を務めた経歴を持ち、音楽原盤制作やアーティストマネージメントを手がけるパブリック・イメージ社の代表も務めていました。

初期の音楽活動とビーイングでの活躍

1970年頃には、ロックバンド「だててんりゅう」や「Dr.KEI&摩天楼」で音楽活動を開始。その後、阿久悠、三木たかし、井上大輔らに師事し、映画音楽の監督としても活動の幅を広げました。1977年には舘ひろしのアルバム制作に関わり、長戸大幸、織田哲郎と共に音楽制作会社ビーイングを設立、副社長に就任しました。
スピニッヂ・パワーの「POPEYE THE SAILORMAN」の誕生にも深く関わっており、LOUDNESSのデビュー・プロデュースも担当するなど、日本の音楽シーンに大きな影響を与えました。

独立後のプロデュース活動

1984年11月にビーイングを退社し、自身の音楽制作会社パブリック・イメージを設立。LINDBERGや田村直美など、数多くのアーティストの音楽プロデュースを手がけ、その才能を発揮しました。

逮捕、そして引退へ

しかし、2017年6月、覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕され、起訴。同年10月には、東京地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けました。2019年には、フジテレビの『ザ・ノンフィクション』に出演し、女性ボーカルバンドのプロデュースを行う様子が放送されましたが、高音が聞き取りにくくなったことを理由に、音楽プロデュース業からの引退を表明しました。

デジタルアーティストとしての新たな挑戦

音楽活動からの引退後、月光恵亮は、趣味で描いていたアート作品に注力。2017年頃からInstagramに作品を投稿し始め、その数は500点を超えています。2020年2月には、1日限定の個展を開催し、成功を収めました。同年11月には、新大久保のホテルで2回目の個展を開催。2021年7月には、渋谷PARCOで初の個展「ROCK'n ROLL CIRCUS」を開催し、2022年1月には第二回目の渋谷PARCO個展を開催しました。

NFTアートへの進出

近年では、NFTアートの分野にも参入し、2022年12月には5555枚のNFT作品を完売させるなど、注目を集めています。2023年3月には渋谷PARCOで3回目の個展を開催し、同年6月には渋谷のギャラリーで長期個展を開催。同年8月には、文化遺産白峰で行われた奉納祭にも参加しました。2024年9月には広尾のギャラリーで個展を開催予定です。

プロデュース作品

月光恵亮は、数多くのアーティストのプロデュースを手がけており、そのジャンルはロック、ポップス、アイドルなど多岐にわたります。X JAPANの楽曲をリミックスしたり、モーニング娘。の楽曲のトランスリミックスを手がけるなど、幅広い音楽性を持っています。
楽曲提供も積極的に行っており、作詞、作曲、編曲など、様々な形で音楽制作に関わっています。荻野目洋子の「SMILE FOR ME」や、LINDBERGの「Get The Emotion」など、数々のヒット曲を手がけました。

まとめ

音楽プロデューサーとして成功を収めながらも、逮捕、引退、そしてデジタルアーティストとしての新たな挑戦など、波瀾万丈な人生を送る月光恵亮。彼の才能と情熱は、これからも様々な形で表現されていくことでしょう。

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