月刊コミックバンチ

月刊コミックバンチの概要

『月刊コミックバンチ』は、新潮社によって編集・発行されている日本の月刊漫画雑誌です。この雑誌は、2011年に『月刊コミック＠バンチ』としてスタートしました。前身となる『週刊コミックバンチ』が2010年8月まで発行されており、その後継雑誌の一つとして創刊されています。その後、2018年には誌名が『月刊コミックバンチ』に変更され、本格的なリニューアルが行われました。

この雑誌は、新潮社内に編集部を置き、外部の編集プロダクションに依存せずに運営されているのが特徴です。すべての作品には、作者が自由に書けるエッセイや後書きのページ「MY PAGE」が含まれています。また、単行本は「コミックバンチ」時代から続く「BUNCH COMICS」というレーベルから発行されています。

連載作品と増刊

また、『月刊コミックバンチ』では主にオリジナル漫画が連載されていますが、2013年には増刊として『ゴーゴーバンチ』が創刊されました。しかし、こちらは2018年に休刊を迎えています。

『月刊コミックバンチ』は、2024年の5月号をもって最終号を迎える予定であり、その後はウェブ雑誌『コミックバンチKai』に移行します。この移行に関して、編集長の榎谷純一氏は「今後はWEBの時代に適応していかなければならない」とコメントしています。その一方で、新たな挑戦として、SNS時代に合った骨太のストーリー漫画制作を目指していると述べています。

くらげバンチ

さらに、同シリーズの一環として2013年からはウェブコミックサイト『くらげバンチ』も公開されており、多くの新人作家を育成する場ともなっています。このサイトでは、毎週金曜日に作品が更新され、最新作の一部が期間限定で無料公開されています。また、人気作の単行本化も進められるなど、様々な形式で多くの作品が読まれています。

主な連載作品と移籍

2024年3月時点で、『月刊コミックバンチ』での主な連載作品には、さもえど太郎による『Artiste』、灰原薬による『応天の門』、マキヒロチによる『おひとりさまホテル』、井上淳哉の『怪獣自衛隊』などがあります。これらの作品の多くは、最終号後に『コミックバンチKai』へ移籍することが発表されています。

また、これまでに連載終了した作品も多く、様々なジャンルの漫画が好評を博してきました。編集方針の改革や新対応が求められる中、月刊版とウェブ版両方での充実したコンテンツ展開が注目されます。

結論

新潮社が展開する『月刊コミックバンチ』は、現代の漫画業界において重要な位置を占める雑誌であり、今後のウェブ展開にも期待が寄せられています。ユーザーのニーズに応じて進化を続けていく姿勢は、今後も多くのファンを引きつけ続けるでしょう。

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