月姫PLUS-DISC

月姫PLUS-DISCについて

『月姫PLUS-DISC』（つきひめプラスディスク）は、2001年1月21日に同人サークルTYPE-MOONによって制作された、『月姫』の追加特典ディスクです。最初のリリースは同人誌即売会「サンシャインクリエイション」で『月姫』の購入者に対する特典として配布され、その後、単体での販売も行われました。さらに、後に販売される『月箱』というセットに『月姫PLUS+DISC』として収録されています。

内容と収録物

『PLUS-DISC』には、『月姫』本編の修正データや、以前に配布された体験版『閑話月姫』のコンテンツが含まれています。特に注目すべきは、「幻視同盟」や「げっちゃ」、「デモンストレーション」などの新しいショートシナリオが追加されている点です。また、次回作である『空の境界』の初めの部分のテキストも収録されています。

『PLUS+DISC』ではこれらに加えて、新たに「げっちゃ2」や「きのこ名作実験場」、さらに多くの壁紙が追加されました。特に、後にTYPE-MOONが商業化したブランドから発表される『Fate/stay night|Fate_stay_night』でも使用されたゲームエンジン「吉里吉里」が導入されています。

新規シナリオの紹介

• - 幻視同盟：これは『月姫』の本編から少し後の時間軸を舞台にしたショートシナリオで、新キャラクターの瀬尾晶が初めて登場します。彼女は未来視の能力を持つ高校生で、ある日街中で誰かが人を殺す未来を目撃し、その出来事に介入します。この物語は、彼女の能力とその影響を描いています。

• - げっちゃ：このセクションでは『月姫』のヒロインたちがゲームの終了後に行う反省会が展開され、各キャラクターのイメージソングも紹介されます。

• - げっちゃ2：続編として追加されたこのパートでは、弓塚さつきの設定資料が公開され、さらなる情報が提供されます。また、さつきの発言により、次のリメイクの可能性が示唆される場面もあります。

• - きのこ名作実験場：こちらは特にユニークなアナザーストーリーが収録されており、オリジナルストーリーを短時間で制作したものです。

附属資料

このディスクには、商業作として広まる前の『空の境界』の第一話から第四話までのテキストが収録されており、ファンにとっては貴重な資料となっています。また、記念に各種イラストや壁紙も多数収められており、視覚的に楽しめる内容となっています。特に人気のある作品だけに、壁紙集合も多彩で、ファンの間での人気を誇ります。

結論

『月姫PLUS-DISC』は、単なる特典ディスクに留まらず、『月姫』の世界観をさらに深く掘り下げる補完的な役割を果たしている作品です。新たに追加されたシナリオや収録コンテンツは、オリジナル作品を愛する多くのファンにとって、必見の価値があります。

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