有志の会

有志の会について

有志の会（ゆうしのかい）は、日本の衆議院における院内会派であり、2021年11月4日に設立されました。この会派は、第49回[[衆議院議員総選挙]]で当選した無所属の野党系議員5名によって構成されています。驚くことに、5名の議員はいずれも過去に民主党、民進党、あるいは希望の党に属していた経験を持ちます。彼らは、特別国会が召集される11月10日以降、法案審議などの国会活動を共同で行うことを目指して、この会派をつくりました。

会派の代表には、大分1区から選出された吉良州司氏が就任し、彼が指導的な地位を持っています。設立当初、吉良氏は立憲民主党などとの統一会派の可能性について質問された際には、「白紙だ。情勢を確認しながら考える」と述べ、新たな動向を見守る姿勢を示しました。

2022年6月には、立憲民主党が提出した第2次岸田内閣への内閣不信任決議において、立憲民主党、日本共産党、社会民主党が賛成した一方で、日本維新の会、国民民主党、有志の会は反対に回りました。この動きは、各会派の立ち位置を鮮明に示す一因となりました。

また、2023年3月30日には、維新の会、国民民主党、有志の会の2党1会派が共同で緊急事態条項を盛り込んだ憲法改正の提案を発表しました。これにより、緊急事態時の対応について国のあり方を考える上での重要な議論が行われていることが分かります。

しかし、同年10月4日には重要な変化が起こりました。仁木博文議員は、自由民主党の徳島1区支部長に就任し、衆議院会派において「自由民主党・無所属の会」に入会しました。この動きにより、有志の会に所属する議員は4名に減少し、会派の構成に影響を与えました。

有志の会の所属議員

• - 仁木博文（徳島1区、旧所属自由民主党・無所属の会に移籍）

有志の会は、今後もその活動を通じて国会におけるさまざまな議論や政策形成に寄与することが期待されています。旧民主系議員らのネットワークを生かしつつ、国会内での工夫や連携を模索していく姿勢が重要です。会派の動向が、日本の政治情勢にも大きな影響を与えることは間違いないでしょう。

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