有本積善社

一般財団法人有本積善社について

一般財団法人有本積善社（ありもとせきぜんしゃ）は、京都府舞鶴市に位置する非営利団体であり、地域社会の福祉や教育促進に貢献するための多様な活動を行っています。1927年に有本国蔵と有本嘉兵衛の兄弟により設立され、設立当初から広範な社会事業に取り組む姿勢が根付いています。

設立の背景と歴史

この財団は、戦前から戦中にかけて育英資金の提供や傷病兵への見舞金の支給などを行い、地域社会に恩恵を与えてきました。戦後しばらくの間は活動が休止されていたものの、1963年に活動を再開し、再び地域貢献の活動を活発に行っています。育英資金やスポーツ振興などを中心にさまざまな支援を行っています。

法人の本拠地は舞鶴市字西にあり、見樹寺内に位置しています。特に、地域の教育活動やスポーツイベントに対する資金提供は、地元の若者たちの成長を支える重要な役割を果たしています。

コミュニティ放送「FMまいづる」

2016年には新たな取り組みの一環として、特定地上基幹放送事業者に指定され、地域のためのコミュニティ放送「FMまいづる」を立ち上げました。この放送局は舞鶴市を対象とし、地域住民の生活情報やイベントの紹介、音楽番組など、多彩な番組を放送しています。

2013年に設立されたFMまいづる研究会をきっかけに、2014年からは正式にコミュニティ放送局の設立が進められ、2016年には放送が開始されました。現在、舞鶴市内の約8万人を対象とした放送を行っており、インターネットを介した配信も実施されています。

送信と地域貢献

FMまいづるでは、地域住民に親しみやすい愛称で放送を展開しており、放送局の運営には地域の人々も積極的に関与しています。また、舞鶴市との間には、災害時における緊急情報放送に関する協定も結ばれています。これは地域の安全を守るための重要な取り組みの一環です。

自社制作番組

FMまいづるでは、さまざまな自社制作番組が放送されています。例えば、「まいづるモーニングブリーズ」や「イブニングまいづる530」など、情報番組から娯楽番組まで幅広く取り揃えています。また、地域の学校との連携を強化するため、「舞鶴小中学校校歌の時間」など、教育に特化したプログラムも充実しています。

まとめ

一般財団法人有本積善社は、設立以来地域社会に対する貢献を続けており、教育や福祉、スポーツ振興などの多様な事業を展開しています。今後も舞鶴市の発展に寄与し、その活動により地域住民の生活向上に寄与していくことが期待されています。

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