有馬允純

有馬允純（ありま まさずみ / まさすみ）は、延享4年（1747年）に江戸の幸橋屋敷で生まれました。越前丸岡藩の第4代藩主であり、晴信系有馬家の7代目にあたります。父は第3代藩主の有馬孝純、母は稲葉正知の娘である瑞応院です。

允純には7人の兄がいましたが、皆庶子であったため、允純が世子となりました。宝暦7年（1757年）に父・孝純が亡くなると、11歳で家督を継ぎ、丸岡藩主となります。

藩主として、允純は藩政改革に尽力しました。その中でも特筆すべきは、大庄屋制度の廃止です。この制度を廃止することで、藩の行政機構の刷新を図りました。しかし、その改革の途上、明和9年（1772年）9月2日に、26歳という若さでこの世を去りました。

允純の死後、家督は長男の誉純が継ぎました。誉純の生母は側室である清泰院（村田美濃子）です。正室は松平定温の娘である松平富子（天華院）です。

系譜

父: 有馬孝純
母: 瑞応院（稲葉正知の娘）
正室: 松平富子（天華院 ー 松平定温の娘）
側室: 村田美濃子 ー 清泰院
子女:
有馬誉純（長男） - 生母は清泰院（側室）

有馬允純は、若くして藩主となり、藩政改革に意欲的に取り組みましたが、志半ばで亡くなった人物です。しかし、彼の改革の精神は、後を継いだ誉純にも受け継がれ、丸岡藩の発展に貢献しました。

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