有馬顕

有馬 顕（ありま けん）

有馬顕は、1974年12月16日に愛知県で生まれた日本の映画監督です。身長は180cm、血液型はB型。

略歴と活動

1996年、有馬顕氏は短編映画の制作を始めました。初期に手掛けたこれらの作品は質が高く評価され、国内外の様々な映画祭で上映されるとともに、複数の賞を受賞するなど高い注目を集めました。

映画監督としてのキャリアを築く一方で、彼の活動範囲は映画本編に限定されません。テレビ番組、配信コンテンツ、ミュージックビデオなど、多様な映像表現の分野で、演出、構成、脚本の執筆、編集、そしてプロデュースといった幅広い役割を担い、その才能を発揮しています。

長編映画においては、2005年に「NIPPLES」を、続く2006年には「コスプレの人」を監督。2009年には短編映画「やまないカーテンコール」と、レゲエカルチャーを追ったドキュメンタリー映画「i & i after Bob Marley 21,000 miles」を発表しました。

地域に根ざした作品にも意欲的に取り組み、2010年には日立市を舞台にした「パンポン」や、埼玉県を舞台にした「コバトン」の監督を務めました。また、動物を題材にした作品としては、2011年1月に「ねこばん３Ｄ」、同年8月には「犬のおまわりさん てのひらワンコ３Ｄ」が全国で公開されています。

2012年には、舞台作品の演出にも挑戦。2月には「HOLSTEIN KILLLER NEVER DIE!!」、7月には押井守原作の「ビューティフルドリーマー」を手掛けました。同年には、ドキュメンタリー映画「METROMUCHO」と「BEATBOX IN THE WORLD」が配信開始されるなど、活動の場を広げ続けます。

経営者として

映像制作だけでなく、ビジネスの世界にも進出しています。2012年10月には株式会社エル・エーを設立し、代表取締役に就任しました。さらに、2017年からは新宿・歌舞伎町にあるCafé＆Bar「3rd ROOM」の経営にも携わっており、クリエイターでありながら多角的な経営手腕も発揮しています。

プロデュース・参加作品

プロデューサーとしても数多くの作品に関わっています。代表的なものとして、ホラー映像シリーズ「ほんとうにあった映った!監視カメラ」（2012年〜2017年、全17作）や、ニコニコチャンネルで配信中の「境界カメラ」（2017年〜）、仙台放送のバラエティ番組「オガッタ!?」（2017年〜）、ドラマ「君は放課後、宙を飛ぶ」（2018年）、仙台放送「仙台市青葉区 かのおが便利軒」（2018年〜）などがあります。また、企業向け動画や広告の制作も手掛けています。

近年では、MOOSIC LABで上映された「blue rondo」（2022年）や、全国順次ロードショーされた「老ナルキソス」（2023年）、ABYSS（2023年）といった映画のプロデュースも行っています。

アソシエイトプロデューサーとして映画「れいわ一揆」（2021年）、「クオリア」（2023年）に、ラインプロデューサーとして映画「リリカルスクールの未知との遭遇」（2016年）に参加するなど、様々な立場で映像作品の完成に貢献しています。

映画監督、映像クリエイター、そして経営者として、その活動領域を広げ続ける有馬顕氏。今後の更なる活躍が期待されています。

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