朋優学院高等学校

朋優学院高等学校

朋優学院高等学校は、東京都品川区西大井に位置する私立の高等学校です。学校法人中延学園によって運営されています。かつては中延学園高等学校という女子校でしたが、2001年の男女共学化を機に現在の校名へと改称されました。

概要

終戦直後に高等女学校として設立され、その直後に学制改革を迎えました。女子校時代から普通科に加え、商業科、デザイン科、美術科、調理科といった専門学科を設置し、系列校として東京芸術専門学校 (TSA) を併設していました。

男女共学化以降は進学校へと舵を切り、特進コースを設置。普通科も進学を強く意識した内容へと変更し、特進コースはさらに国公立大学への進学を目指すコースへと特化しました。2018年度からは国公立・特進の2コース制となり、2021年度には東大、京大、国公立大学医学部への現役合格を目標とする「国公立TG」コースが新設されました。現在の校長は佐藤裕行氏、副校長は小野間大氏が務めています。

沿革

1946年 - 中延学園高等女学校として設立
1968年 - コース別教育を開始。「普通」「家政」「経理」「事務」「デザイン」の5コース制を導入
1970年 - 「調理」コースを増設
1974年4月 - 制服を変更。紺色のジャンパースカートを採用
1982年 - 東京芸術専門学校を併設
1989年 - 隣接する土地を校地として取得し、新棟（現在の特別棟）を建設
1991年4月 - 制服に盛夏服としてポロシャツを追加
1992年4月 - 制服を変更。チェックのベストとスカートを採用
1999年 - 「経理」「事務」コースを廃止
2000年 - 東京芸術専門学校が休校
2001年 - 男女共学化し、朋優学院高等学校へ校名変更。「特進」「美術」コースを増設。新制服・新校歌を制定
2003年 - 馬込校舎を設置
2008年 - 「普通」コースを「進学」コースに名称変更
2010年 - 「特進」コースを「国公立」コースに名称変更
2014年 - 「デザイン」「美術」「調理」コースで生徒募集を停止
2016年3月 - 「デザイン」「美術」「調理」コースを廃止
2016年4月 - 新校舎中央棟が完成
2018年 - 中延校舎の隣接地を借り、第二校庭として整備。「進学」コースを募集停止
2019年4月 - 制服をマイナーチェンジ
2022年 - 「国公立TG」コースを新設

制服

中延学園高等女学校の開校当初はセーラー服が制服として採用されていました。その後、1950年代にはスーツ型、1960年代には山脇学園に似たデザインの紺色のワンピース制服へと変更されました。

1974年度には制服が刷新され、当時の流行を取り入れた紺色のブレザーとジャンパースカートのスタイルが採用されました。冬服のブレザーは4つボタンで胸ポケットにフラップが付き、襟には校章バッジを付けます。胸元の詰まったシルエットのブレザーは女子美術大学付属中高の制服にも似ており、赤のネクタイと襟に校章刺繍入りの白ワイシャツを組み合わせます。ジャンパースカートはプリーツ入りで、ベルトには四角いメッキのバックルが付いていました。夏服も同様にネクタイを着用し、ワイシャツが半袖になる以外は、薄手の夏物生地の紺色ジャンパースカートを着用します。1980年代には、おニャン子クラブのメンバーだった渡辺満里奈さんが在学しており、当時の制服姿がアイドル雑誌などに掲載されていました。

その後、生徒や保護者から夏場のネクタイとジャンパースカートが暑いという意見が出たため、1991年度から盛夏服として白のポロシャツと、それに合わせるための紺色のプリーツスカートが追加されました。

翌1992年度には制服が再度変更され、冬服は紺色のブレザーとスカート、夏服は紺系と緑のチェックのベスト・スカート、細いストライプ（赤・緑・水色）のブラウスとなりました。リボンタイは赤系と紺系のチェックの2種類があり、白のセーターやニットベストも用意されました。

2001年度には、校名変更と男女共学化に伴い制服が再度変更され、男子制服が新たに制定されました。2019年度には制服の細部が変更されています。

交通

馬込駅 徒歩6分
中延駅 徒歩8分
西大井駅 徒歩8分
荏原町駅 徒歩10分

著名な出身者

芸能人
浦野弥生 - アマチュアレスリング
朝比奈三代子 - 陸上

関連項目

東京芸術専門学校 - 併設校
芸術高等学校
工業高等学校
東京都高等学校一覧
旧制中等教育学校の一覧 (東京都)

外部リンク

* 朋優学院高等学校

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