望月大希

望月大希のプロ野球選手としての軌跡

望月大希（もちづき だいき）は1998年2月1日生まれの元プロ野球選手で、ポジションは投手です。千葉県船橋市出身の彼は、プロ入り前から数々の苦難を乗り越えてきました。

プロ入り前の経歴

望月は小学生の頃、南流ファイターズで野球を始めました。中学生になってからは船橋市立八木が谷中学校の軟式野球部に所属し、その後、市立船橋高校に進学しました。しかし、高校時代は甲子園出場の経験がありませんでした。

創価大学に進学する際には、体調に不安を抱えていました。入学1年目の冬に健康診断で蛋白尿と血尿が発見され、練習は限られた量をこなすだけでした。さらに、大学2年生の春には「IgA腎症」と診断され、扁桃腺の摘出手術を受けることになりました。これにより、実戦から遠ざかる時期が続きました。そん中でも、彼は逆境に立ち向かい、2年秋から復帰すると、2年冬から3年春はステロイド治療に専念し、体調の回復を図りました。

3年春には、リーグで最優秀防御率を獲得し、同期の杉山晃基や小孫竜二とともに力強い投手陣を形成しました。特に4年時の第66回全日本大学野球選手権大会では、東北福祉大学との試合で8回を投げて1失点の好投を披露しましたが、チームは惜しくも1対0で敗れてしまいました。

2019年のドラフトでは、北海道日本ハムファイターズから5位指名を受け、11月には契約金3500万円、年俸770万円で入団の合意を成し遂げました。

日本ハム時代の活躍

プロとしてのキャリアは2020年11月2日の埼玉西武ライオンズ戦での初登板から始まりました。7回裏に3番手として登板し、1回を無失点で切り抜けるという印象的なデビューを果たしました。しかし、2022年には自己最多の9試合に登板したものの、防御率は7.00と結果には繋がらず、オフには戦力外通告を受けることとなります。

その後、退団した彼は関東草野球リーグ1部に所属するKAMIYUBI Baseball Clubでプレーしましたが、2022年12月30日には現役引退を自身のInstagramで発表しました。

選手としての特徴

望月は187cmの身体に恵まれた長身を持ち、その特徴を生かした角度のあるストレートが最大の武器です。最速146km/hを記録し、変化球のカーブも高い評価を受けていました。

記録

プロ入りからの初記録としては、2020年11月2日の埼玉西武ライオンズ戦での初登板、同年11月4日には初奪三振も達成しました。背番号は62で、2020年から2022年まで使用されました。

まとめ

望月大希の野球人生は、数々の試練を経て開花しました。体調不良に屈せず、常に挑戦を続けた姿勢は、今後の人生にとっても大いに参考となるでしょう。

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