朝見力弥

朝見 力弥 (あさみ りきや)

1986年2月24日生まれ、埼玉県出身の日本の元ラグビー選手。主にウィング（WTB）として活躍した。愛称は「アサミ」。身長171cm、体重80kgという体格で、そのスピードを活かしたプレーが持ち味だった。

キャリアの歩み

ラグビーとの出会いと学生時代

楕円球との出会いは16歳の時。高校入学後にラグビーを本格的に始めた朝見は、地元の正智深谷高校でその才能を磨いた。2004年に同校を卒業後、関東学院大学へ進学。大学ラグビー界で知られる同校のラグビー部で、レベルの高い環境に身を置きながらさらに技術を高めた。ここで後のチームメイトともなる選手たちと共に、将来のトップリーガーを目指し研鑽を積んだ。

トップリーグでの挑戦

三洋電機ワイルドナイツ時代

大学を卒業した2008年、朝見は日本の最高峰リーグであるジャパンラグビートップリーグに所属する三洋電機ワイルドナイツ（現在のパナソニック ワイルドナイツ）へ加入した。国内屈指の強豪チームの一つとして、プロの舞台に足を踏み入れた。公式戦デビューは加入初年度の2008年12月13日。トップリーグ第9節の横河武蔵野アトラスターズとの一戦において途中出場を果たし、記念すべき一歩を記した。三洋電機ワイルドナイツには2012年まで約4シーズン在籍し、トップレベルの環境で経験を積んだ。

豊田自動織機シャトルズ時代

2012年、朝見は新たな挑戦の場として、同じくトップリーグに参戦していた豊田自動織機シャトルズへ籍を移した。シャトルズではウィングとして、チームの攻撃を牽引する役割を担った。持ち前のスピードと俊敏性を活かし、トライゲッターとしても期待された。豊田自動織機シャトルズには2017年まで5シーズンにわたり在籍。チームに貢献すべく、日々トレーニングに励んだ。

プレースタイルと実績

ウィングというポジションは、グラウンドのワイドなエリアでトライを奪う役割が求められる。朝見はその俊足を活かし、サイドライン際を駆け上がるプレーを得意とした。また、タックルを避けるステップや、密集からの抜け出しなども強みであったと考えられる。トップリーグでの長いキャリアに加え、地域代表である関東代表にも選出された経験があり、その実力は広く認められていた。

まとめ

正智深谷高校、関東学院大学を経てトップリーグで活躍した朝見力弥は、三洋電機ワイルドナイツ、豊田自動織機シャトルズでプロ選手としてのキャリアを積み上げた。ウィングとしてチームの勝利に貢献し、日本のラグビー界に足跡を残した選手の一人である。

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