朝霞市立朝霞第三中学校

朝霞市立朝霞第三中学校の概要

埼玉県朝霞市の溝沼に位置する朝霞市立朝霞第三中学校、通称「朝三中」は、726名の生徒が学び合う公立中学校です。学校のシンボルである校章にはユニークな蜂が描かれており、実は蜜蜂ではなくスズメバチをモチーフにしています。この独創的なデザインは、初代校長が武蔵野の自然を表すものとして選んだものであり、学校の特色を際立たせています。

特色ある学校生活

朝霞第三中学校では、独自の体操が制定されていましたが、2006年に廃止されました。制服はブレザーで、ネクタイは自由に選ぶことができます。また、校歌は著名作曲家の山本直純によって作曲されており、地域の文化や伝統を大切にしています。

校舎は、黒目川を挟んで市内で唯一、二つのグラウンドを所有しており、教育環境が整えられています。特に、第一理科室から第三理科室までが完備されており、全国的に見ても珍しい設備と言えるでしょう。

体育と陸上部の活躍

朝霞第三中学校では、陸上部が数々の成果を収めています。特に、土井杏南選手が女子100mで日本中学生記録を樹立し、著名な陸上部顧問である田嶋光雄氏の指導のもと、多くの才能豊かな選手が育ってきました。また、中川文華選手が第37回全日本中学校陸上競技選手権大会で女子1500mの優勝を飾っており、中学2年生歴代5位の記録を持つ選手でもあり、母校として誇らしい存在です。

学校の歴史

歴史をさかのぼると、1973年に朝霞市立朝霞第三中学校は設立され、朝霞市立朝霞第一中学校の校舎の一部を利用して創立されました。1974年に独立した校舎が落成し、開校記念日が1月22日に定められました。その後、プールや体育館、様々な教室が設置され、1990年にはコンピュータも導入されるなど、時代のニーズに応じて進化を続けています。特に、武道館である「蜂武館」が完成した1991年には、剣道や柔道といった伝統的なスポーツが学校としても大変重視されるようになりました。

学区の広さとアクセス

朝霞第三中学校の学区は比較的広範囲にわたり、西弁財、東弁財、溝沼など様々な町が含まれています。学校を中心にした長い縦の範囲と、広がりを持つ学区が特徴であり、近隣の朝霞第一小学校、朝霞第五小学校、朝霞第六小学校、朝霞第十小学校の地域から多くの生徒が集まっています。

学校設備

施設は、築50年近い年代物ですが、特色として、第三理科室まで揃っている珍しさと、市内で唯一の二つのグラウンドを所有していることがあります。また、武道場「蜂武館」は専用の施設として、剣道と柔道が行われる場所となっており、地域のスポーツ振興にも寄与しています。

著名な卒業生

ここで学んだ生徒の中には、メディアプロデューサーの金子正男氏や、プロサッカー選手の高橋峻希氏、宝塚歌劇団の夏葉ことり氏といった著名人も多く、地域にとっても誇りとなっています。教育の場としての役割を果たし続け、今後も新しい才能を育む場所であり続けることでしょう。

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