木下博之

木下博之：元バスケットボール選手と指導者

木下博之（きのした ひろゆき）は、1980年2月18日生まれの元バスケットボール選手で、現在は指導者としても活動している。彼は大阪府八尾市出身で、ポジションはポイントガードという役割を担い、178cmという身長と69kgの体重を活かしてコートでのプレーを展開した。国内外での豊かな経験を持つ木下は、若い選手たちの育成にも力を注いでいる。

若き日のキャリア

木下は大阪市立桜宮高等学校を卒業後、日本体育大学に進学した。在学中の2001年には、インカレ（全日本大学バスケットボール選手権大会）にて大学のキャプテンを務め、チームを優勝に導いた。この功績により、彼自身もMVPに選ばれている。その後、2002年には松下電器（後のパナソニック）に入社し、バスケットボール部での選手生活が始まった。松下時代の同期としては、寺下太基がいる。

国際舞台での活躍

2003年にはユニバーシアード日本代表に選出され、国際的な舞台でもその実力を示した。続いて2010年、木下は30歳という年齢で初めてフル代表候補に選ばれ、アジア競技大会にも出場した。これにより、彼の選手としてのキャリアは新たな高みに達したと言える。

プロフェッショナルキャリアの変遷

その後、木下は2013年にパナソニックから和歌山トライアンズに移籍し、2014年には日立サンロッカーズ東京へと移動。また、2016年からはBリーグの西地区のチーム、大阪エヴェッサでプレーした。7年間にわたり、異なるチームで経験を積むことで、彼のプレースタイルや戦術理解は一層深まっていった。

2019年に選手としてのキャリアを締めくくった彼は、2021年にはサンロッカーズ渋谷でアシスタントコーチとして新たなスタートを切っている。これにより、木下は自身のプレー経験を次世代に伝える重要な役割を果たすようになった。

経歴の概要

• - 出身校：大阪市立桜宮高等学校
• - 大学：日本体育大学
• - 所属チーム：パナソニック（2002年~2013年）、和歌山トライアンズ（2013年）、日立サンロッカーズ東京（2014~2016年）、大阪エヴェッサ（2016~2019年）

代表歴とタイトル

木下は日本代表歴もあり、2003年のユニバーシアード、2010年のアジア競技大会に出場している。さらに、彼は以下のようなタイトルも獲得している。

• - JBL 2009-2010 アシスト王、ベスト5
• - 第90回天皇杯（オールジャパン2015）ベスト5

終わりに

木下博之の経歴は、選手としての成功だけではなく、指導者としての未来に向けた希望も感じさせるものだ。彼の豊富な経験が、新世代のバスケットボール選手たちにどう影響を与えるか、これからの活動に期待したい。

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