木住野佳子

木住野佳子：日本のジャズピアニスト

木住野佳子（きしの よしこ、1960年10月15日生まれ）は、日本のジャズピアニストとして広く知られています。彼女は東京都で生まれ、学生時代から音楽の才能を発揮し、桐朋学園大学音楽学部在学中にヤマハのポピュラー系コンテストで「ベスト・キーボード賞」を二度受賞したことが、彼女のキャリアのスタートとなりました。

1986年には、小中和哉監督の商業映画デビュー作である「星空のむこうの国」の音楽を村井俊夫と共に担当し、映画音楽の分野での第一歩を踏み出しました。1995年には、GRPレコードから初のアルバム「fairy tale」を発売し、プロのジャズピアニストとして本格的に活動を始めます。このデビューアルバムは、彼女の音楽スタイルを確立する礎となりました。

1996年には、ブルーノート東京で自己名義のトリオで初めてのライブを行い、そのパフォーマンスは多くのファンを魅了しました。そして1997年からは、テレビコマーシャルへの楽曲提供もスタートさせ、幅広いメディアでの露出を増やしていきました。

彼女のディスコグラフィーは、以下のように多岐にわたるアルバムで構成されています：

• - fairy tale (1995年)
• - photograph (1996年)
• - Rendez-Vous (1997年)
• - You Are So Beautiful (1999年)
• - My Little Christmas (1999年)
• - Tenderness (2000年)
• - Siesta (2002年)
• - Portrait (2003年)
• - Praha (2004年)
• - Heartscape (2005年)
• - Timescape (2005年)
• - Nocturne -piano ballade- (2005年)
• - bossa nostalgia (2006年)
• - Face (2008年)
• - The Premium Best -Portrait 2- (2010年)
• - Hope (2013年)
• - Anthology (2015年)
• - Nuage (2018年)

2001年には、DVD「Tenderness Concert」をリリースし、2000年に赤坂ブリッツで開催した「テンダネス」コンサートの模様を収録しました。この映像作品は彼女の音楽の魅力を視覚的に楽しむことができる貴重な資料となっています。

彼女は、2010年代にもたびたびコンサートを行い、その中で木住野佳子ピアノトリオジャズコンサートが2009年11月29日に日本昭和音楽村で開催されました。演奏には西嶋徹（ベース）や岡部洋一（パーカッション）が参加し、観客を魅了しました。

また、木住野佳子は鈴木重子と共に定期的にライブを行っており、他のアーティストとも交流を深めています。彼女の音楽は、さまざまなジャンルとの融合が進み、聴衆に新しい風をもたらしています。木住野佳子の音楽は、シンプルでありながらも深い感情を訴えかける力を持っており、今後の活動にも期待が寄せられています。

公式ウェブサイトやSNSでも彼女の最新情報が公開されており、ファンとの交流の場ともなっています。

もう一度検索