木川裕

木川 裕

日本の工学者である木川 裕（きがわ ゆたか）氏は、教育工学と情報法を専門分野として、多岐にわたる教育機関で教鞭を執り、研究活動を展開しています。

学歴

木川氏は、1991年に日本大学大学院法学研究科博士前期課程を修了しました。

職歴

大学院修了後、木川氏は教育者としてのキャリアをスタートさせました。1991年から1997年にかけては、英進学園（英進情報処理専門学校および英進国際情報専門学校）にて、簿記論、会計学、税法といった専門科目の講師を務めました。並行して、1996年から1998年にはTAC株式会社の法人企画部法人研究室において、経済金融グループの講師として、公認会計士や証券アナリスト試験対策講座を担当しました。

1997年からは大学や短期大学での教育に活動の場を広げ、多数の教育機関で非常勤講師を務めています。具体的には、1997年から2017年まで立正大学文学部、1997年から2000年まで淑徳大学国際コミュニケーション学部（情報（基礎）の文部省教員審査に合格）、1997年から1999年まで産能短期大学能率科、1997年から2005年まで東横学園女子短期大学生活学科（現ライフデザイン学科）、1997年から2000年まで国立精神・神経センター附属看護学校にて教鞭を執りました。

専任の職としては、1998年から2004年まで武蔵野短期大学国際教養学科にて専任講師を務めました。その後も非常勤講師としての活動は継続しており、2000年から2002年には東横学園女子短期大学言語コミュニケーション学科、2001年から2003年には立正大学経営学部、2002年から2008年まで大妻女子大学短期大学部、2006年から2007年には埼玉学園大学経営学部、2006年から2017年まで日本大学法学部にて講義を担当しました。

武蔵野学院大学においては、2004年から2009年まで国際コミュニケーション学部専任講師、2009年から2018年まで同准教授として勤務しました。また、大妻女子大学短期大学部では2010年から現在に至るまで、大東文化大学経営学部では2000年から現在に至るまで非常勤講師を務めています。

そして、日本大学法学部においては、2018年から2021年まで准教授、2021年からは教授として、公共政策学科に籍を置いています。

研究分野

木川氏の主な研究分野は以下の通りです。

経営情報
ICT利活用
e-learningシステムの構築

これらの分野において、情報通信技術を教育や経営に応用すること、および関連する法的・倫理的課題について深く探求しています。

受賞歴

長年の研究・教育活動における功績に対し、複数の賞を受賞しています。

2003年11月：「私立大学情報教育協会賞」（初等音楽教育システムの開発とその実践に関する功績）
2010年12月：「平成21年度情報教育研究集会最優秀論文賞」（アジア各国における学生の情報倫理教育と意識および関連法制度に関する研究）
2022年12月：AXIES2021（大学ICT推進協議会2021年度）年次大会優秀論文賞（大学におけるオンライン教育による学びの多様化と問題点に関する論文）

主な著書

共著による著書も多数あります。

『現代会計学講座』第1巻～第5巻（日本経営経済出版、平成4年）
『簿記論演習（改訂版）』(同文館、平成13年)
『MS-Officeを使ったパソコン活用（第3版）』(学術図書出版、平成18年)
『経営情報論』(日科技連出版社、平成19年)

所属学会・団体

以下の学会・団体に所属し、学術交流や教育改善のための活動を行っています。

国際ICT利用研究学会
CIEC
* 教育システム情報学会

木川氏は、教育工学および情報法の専門家として、教育現場での実践と理論研究を結びつけながら、情報化社会における教育のあり方や課題解決に貢献しています。

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