木村浩吉 (サッカー選手)

木村浩吉（きむら こうきち）

基本情報

• - 生年月日: 1961年7月12日
• - 出身地: 愛知県
• - ポジション: フォワード（FW）
• - 資格: 日本サッカー協会公認S級ライセンス所持

来歴

木村浩吉は、少年時代からサッカーの道を歩み始め、小学4年生の時に東京サッカースクールでサッカーを始めました。東京都立鷺宮高等学校を経て、早稲田大学に進学しましたが、サッカー部には加入せず、当時新設された三菱養和SCで鈴木良平の指導を受けながら技術を磨きました。

大学3年次には西ドイツを訪れ、ビーレフェルトでコーチとして活動する鈴木の紹介で各クラブの練習に参加しましたが、プロ契約には至らず。大学4年次に日本サッカーリーグ1部の日産自動車サッカー部の練習生として参加し、卒業後の1985年に正式に選手契約を結びました。木村はその卓越したスピードと得点感覚を活かして出場機会を得、同年の天皇杯優勝に寄与しました。

日産では日本代表クラスの多くの選手と共にプレイしましたが、1990年までの間に次第に出場機会を失い、オスカー監督によって右サイドバックとして起用されることもありました。最終的に1991年1月1日の天皇杯決勝を最後に、清水秀彦からの指導者への転向の勧めも受け、29歳で選手生活に別れを告げました。

指導者としてのキャリア

木村は1993年から横浜マリノスのヘッドコーチに就任し、1995年にはチャンピオンシップで優勝を達成しました。1996年以降はクラブの育成部門で指導を行い、さらに1999年には「ふれあいサッカープロジェクト」の責任者を務めるなど、サッカーの普及に多大な努力をしました。

2008年には横浜F・マリノスのチーム統括本部本部長に就任し、同年7月には桑原監督の解任に伴い横浜F・マリノスの監督に就任しました。就任当時はチームがリーグ戦で16位に低迷していましたが、就任後は8勝6分4敗の成績を残し、リーグ9位でシーズンを終えました。天皇杯ではベスト4進出を果たし、この結果を受けて年末に3年間の契約延長が発表されたものの、2009年11月には成績不振を理由に契約解除が発表されました。

その後、JFAナショナルトレセンコーチを経て、2012年にはラオス代表監督に就任し、2014年まで指導を行いました。さらに2014年12月には世代別代表の統括責任者として、若手選手の育成に注力しました。

監督としてのスタンス

木村の監督としての特徴は、「コンディション重視」を掲げた選手起用と、若手選手を積極的に起用する姿勢です。彼は交代枠を必ず使い切り、選手たちの育成にも力を入れています。

所属クラブ

• - 1977年 - 1985年: 三菱養和SC
• - 1985年 - 1991年: 日産自動車サッカー部

個人成績

公式戦では数多くの試合に出場し、特に1990年のコニカカップでは1試合に出場しました。

指導歴

木村はその後、様々な役職を歴任し、横浜F・マリノスや日本サッカー協会で指導を行ってきました。

人物

木村浩吉は、選手育成に力を入れた指導者であり、またその実績から多くのサッカー関係者から信頼されています。彼のサッカーに対する情熱は、選手たちにも伝わり、未来のサッカー界を担う選手たちの育成に貢献しています。

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