木津内用水路

木津内用水路について

木津内用水路は、埼玉県北葛飾郡杉戸町を流れる農業用水路です。江戸川から分水し、主に水田を灌漑するために利用されています。

歴史

木津内用水路の歴史は古く、嘉永2年（1849年）に旧上木津内村で江戸川から分水したのが始まりとされています。当時は、江戸川から直接水を引き込み、周辺の農地を潤していました。

現在では、江戸川に設けられた木津内揚水機場から取水しています。この揚水機場により、安定した取水が可能になり、より効率的な農業用水の供給が実現しています。

流路

木津内用水路は、杉戸町大字木津内を起点とし、南西方向に流れます。途中、大字目沼の南部を流れ、目沼グラウンドの南西で根用水と中用水に分流し、終点となります。

主な流路は以下の通りです。

水源: 江戸川
起点: 埼玉県北葛飾郡杉戸町大字木津内
分流点: 杉戸町大字目沼（根用水・中用水へ分流）
終点: 根用水・中用水

分流

木津内用水路は、途中で根用水と中用水の二つに分流します。これらの用水路は、それぞれ周辺の水田を灌漑し、地域の農業を支えています。

根用水
中用水

橋梁

木津内用水路には、以下の橋梁が架かっています。

木津内樋管 - 江戸川土手下の暗渠（江戸川土手上の道路）
294号橋（杉戸町道2186号線）
293号橋（杉戸町道2186号線）
新蛇橋（杉戸町道I-12号線）
蛇橋 - 昭和53年（1978年）の新蛇橋完成まで使用されていた旧橋。現橋の西側の民有地内に並行して架かる橋。
235号橋（杉戸町道2045号線）
浅間橋（杉戸町道2036号線）

これらの橋は、地域住民の生活道路としても利用され、用水路と地域社会を繋ぐ重要な役割を担っています。

周辺施設

木津内用水路の周辺には、以下の施設があります。

木津内揚水機場
目沼グラウンド
根用水・中用水の分水門

これらの施設は、用水路の維持管理や地域の活性化に貢献しています。

まとめ

木津内用水路は、地域の農業を支える重要なインフラストラクチャーであると同時に、地域住民の生活とも密接に関わっています。その歴史と役割は、地域社会の発展に大きく貢献してきたと言えるでしょう。

参考資料

木津内用水 (PDF) - 埼玉県ホームページ
用水施設写真 (PDF) - 埼玉県ホームページ

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