木津川市立加茂小学校

木津川市立加茂小学校：140年近い歴史を刻む、地域に根ざした教育の灯台

木津川市立加茂小学校は、京都府木津川市加茂町里に位置する公立小学校です。加茂町の中心部にあり、明治8年（1872年）2月の里村小学校創立以来、140年近くの長い歴史を誇ります。

長い歴史の中で、幾度かの改称や校舎の移転を経てきました。明治20年（1887年）7月には加茂尋常小学校となり、その後、高等小学校を併設、加茂尋常高等小学校へと改称するなど、時代の変化とともに教育内容も進化を遂げてきました。昭和16年（1941年）4月には加茂国民学校、昭和22年（1947年）4月には加茂町立加茂小学校と改称され、昭和58年（1983年）6月には現在地へ校舎を新築移転しました。平成19年（2007年）3月には木津川市の発足に伴い、現在の校名となりました。

本校のユニークな特徴として、各学年のクラスに月組、雪組、花組といった名称が付けられている点が挙げられます。通常のA組、B組、C組といった呼称とは異なる、情緒豊かなクラス名です。これは、児童一人ひとりの個性を尊重し、温かい雰囲気の中で学びを深めてもらうための工夫と言えるでしょう。

学校の歴史を彩る出来事としては、昭和34年（1959年）2月の校旗・校歌制定、同年9月の完全給食開始などが挙げられます。これらの出来事は、学校の発展に大きく貢献し、児童の生活を豊かにしました。また、平成7年（1995年）11月には学校給食優良校として文部大臣表彰を受賞、平成8年（1996年）1月には京都府教育長表彰を受賞するなど、学校給食の質の高さが評価されています。

教育環境の整備にも力を入れており、平成3年（1991年）1月には視聴覚教室、平成12年（2000年）9月にはコンピューター教室が新設され、耐震補強工事も竣工しました。これらの整備によって、児童たちはより充実した学習環境の中で学ぶことができるようになりました。

木津川市立加茂小学校を卒業した児童は、主に木津川市立泉川中学校へ進学します。通学区域は加茂町の中心部ですが、隣接する木津川市立南加茂台小学校、木津川市立梅美台小学校、木津川市立城山台小学校、木津川市立上狛小学校、木津川市立恭仁小学校、相楽東部広域連合立和束小学校、相楽東部広域連合立笠置小学校、さらには奈良市立興東小学校とも地理的に近接しています。

最寄りの駅はJR関西本線加茂駅で、駅から南西へ約500mの場所にあります。アクセスも良好で、地域住民にとって身近な存在と言えるでしょう。

140年近い歴史と伝統を誇る木津川市立加茂小学校は、これからも地域社会に貢献する教育活動を展開し、子どもたちの未来を明るく照らし続けるでしょう。

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