未来予想図II

未来予想図II

「未来予想図II」は、DREAMS COME TRUEによって1989年にリリースされた楽曲で、同年の2ndアルバム『LOVE GOES ON…』の最後を飾る10曲目です。この曲は7分19秒という長さを持ち、ドリカムの楽曲の中でも最も長い作品となっています。シングルとしてはリリースされていないものの、代表曲の一つとして多くの人に親しまれています。

歴史と背景

「未来予想図」と「未来予想図II」は、いずれも作詞・作曲を吉田美和が手がけており、高校時代に作られた曲です。しかし、1989年に「未来予想図II」が先に発表され、1991年に4thアルバム『MILLION KISSES』に「未来予想図」が収録されました。実際には「未来予想図」は「未来予想図II」よりも先に作られていたにもかかわらず、後者が先に広まることとなりました。このため、時には「未来予想図II」が単に「未来予想図」と呼ばれることも多いのです。

インターネットでの検索結果でも、「未来予想図II」がより多く出現することが一般的で、ファンの間でもその知名度は高まっています。

メディアへの露出

「未来予想図II」は1993年にSONYの「ハンディカム」のCMで使用され、その中には「5回点滅させるサイン」という歌詞が含まれており、様々な作品やメディアでオマージュされています。また、この楽曲は1998年に高校の音楽教科書にも掲載されており、教育現場でも取り上げられることの多い名曲として知られています。

アルバム曲にも関わらず、ドリカムのベストアルバムや大型ライブイベントで常に人気のある曲として上位にランクインしており、その存在感は揺るぎないものがあります。

バージョンとリメイク

「未来予想図II」にはいくつかのバージョンが存在します。例えば、1990年には5thシングル「笑顔の行方」のカップリングとして収録されたリカット版があり、収録時間は6分32秒です。また、2007年には「未来予想図」のアンサーソングとして「ア・イ・シ・テ・ルのサイン 〜わたしたちの未来予想図〜」もリリースされ、その中にはリメイク版「未来予想図II（Version '07）」が収められています。

さらに、同年にはHONDA「オデッセイ」のCMソングとして英語版も使用され、着うたとして配信されるなど、幅広く楽しまれています。

まとめ

「未来予想図II」はDREAMS COME TRUEの作品の中で特に愛されている楽曲であり、リリースから数十年経った今でも多くの人々に影響を与え続けています。そのメロディと歌詞は、私たちの心に深く残るものであり、今後もその人気は色あせることはないでしょう。

もう一度検索