末広町駅 (東京都)

末広町駅の概要

末広町駅（すえひろちょうえき）は東京都千代田区外神田四丁目に所在し、東京メトロ銀座線の駅で、駅番号はG 14です。この駅は千代田区の最北端に位置しています。

歴史

末広町駅の開業は1930年1月1日にさかのぼり、東京地下鉄道の上野 - 万世橋間の開通と同時に設立されました。1941年には、東京地下鉄道が帝都高速度交通営団（営団地下鉄）に譲渡された後、2003年には業務委託駅となり、2004年には東京メトロに移管されました。また、2007年からはICカード「PASMO」が利用可能となり、2015年には駅の発車メロディが新たに導入されました。

駅構造

この駅は中央通りと蔵前橋通りが交差する外神田五丁目交差点の下に位置する地下駅で、相対式ホームが2面2線設けられています。改札内には各ホーム間を移動できる通路がなく、出入口は4か所存在します。ただし、日比谷線の秋葉原駅との連絡運輸は行われていません。

駅のデザインには、秋葉原の電気街を意識した意匠が施されており、ホーム壁面には家電製品のデザインが描かれています。リニューアル時にはさらに電気街のテーマを反映したデザインが取り入れられました。

渡り線

開業当初は万世橋駅寄りに両渡り線が設置されていましたが、その後は解除され、代わりに片渡り線が設けられて1979年に再度撤去されました。神田駅の延伸開業後には新たに両渡り線が設置されましたが、三越前駅の延伸開業に伴って撤去されました。

利用状況

2023年度における末広町駅の1日平均乗降人数は24,601人であり、東京メトロ全130駅中120位の利用状況です。この数字は銀座線の駅の中では稲荷町駅や上野広小路駅に次いで少ないものになっています。近年の利用状況はこの駅に関わる特徴の一つとなっています。

駅周辺の特徴

駅名の由来となった「神田末広町」という地名は、外神田三丁目の北部に位置し、1964年の住居表示実施によって消滅しました。現在、秋葉原電気街の北部に所在する末広町駅は、家電量販店が少なく、卸売業者や専門店が多く存在しています。また、メイド喫茶やアニメ、ゲームソフトを扱う店も目立ちます。

周辺にはクラーク記念国際高等学校や小平記念東京日立病院、神田明神などがあります。また、3番出口に併設されている三菱UFJ銀行や、アキバCOビル、ドン・キホーテ秋葉原店なども訪れる価値があります。さらに、最寄りのバス停にはアーツ千代田3331や末広町があります。

終わりに

末広町駅は平成の電気街の側面を感じさせる場所であり、近隣の商業施設や文化的なスポットとのアクセスも便利です。今後の発展が期待される地域であり、訪れる人々にとって魅力的な場所となるでしょう。

もう一度検索