末廣誠

末廣誠（すえひろ まこと）は、1959年1月26日に鹿児島県鹿児島市で生まれた、日本を代表する指揮者の一人です。

生い立ちと音楽への道

鹿児島大学教育学部音楽科を卒業後、桐朋学園大学研究科へと進み、音楽の研鑽を積みました。幼少期には自ら小太鼓を習い始め、学生時代にはティンパニ奏者としても活動するなど、早くから音楽に深い関わりを持っていました。

指揮者としてのキャリア

1991年、第4回フィッテルベルク国際指揮者コンクールで優勝を果たし、その才能を国際的に認められました。秋山和慶、堤俊作、H.レーグナーといった著名な指揮者に師事し、指揮者としての技術と音楽性を磨き上げました。

その後、クラコフ放送交響楽団の首席客演指揮者、国立シレジア歌劇場の定期客演指揮者などを歴任。国内では、宮城フィルハーモニー管弦楽団（現仙台フィルハーモニー管弦楽団）、群馬交響楽団、札幌交響楽団といった主要なオーケストラで指揮者を務め、数々の演奏会を成功に導きました。

幅広いレパートリーと活動

末廣誠のレパートリーは非常に幅広く、オーケストラ音楽だけでなく、オペラやバレエといった舞台作品の指揮にも積極的に取り組んでいます。その活動は国内外に及び、多くの音楽ファンを魅了しています。

その他の活動

2007年12月2日には、学習院OB管弦楽団の第56回定期演奏会で指揮を務め、皇太子徳仁親王（当時）もこの演奏会に参加されました。また、地方のアマチュアオーケストラとの共演も積極的に行っており、音楽文化の普及にも貢献しています。

著書

著書に『マエストロ・ペンのお茶にしませんか?』（2007年 レッスンの友社）があり、指揮者としての経験や音楽に対する考えを綴っています。

参考文献

ONTOMO MOOK『世界の指揮者名鑑866』音楽之友社、2010年。
公益財団法人札幌交響楽団 編『札幌交響楽団50年史 1961-2011』2011年。

外部リンク

* 末廣 誠 (@maestromakoto) - X（旧Twitter）

末廣誠は、その卓越した音楽性と幅広い活動を通じて、日本の音楽界に多大な貢献をしている指揮者と言えるでしょう。

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