末延吉正

末延 吉正について

末延 吉正（すえのぶ よしまさ）は、1954年11月9日に生まれた日本のジャーナリストです。彼はテレビ朝日の元政治記者であり、また東海大学の教授としても知られています。末延氏の家族には、著名なバイオリニストである末延麻裕子がいます。

来歴

末延氏は山口県光市で育ちました。家庭は建設業に従事しており、近くには元首相の岸信介の住居があり、彼の青少年時代には安倍晋三とも顔見知りでした。1979年に早稲田大学社会科学部を卒業後、同年4月にテレビ朝日に入社しました。社会部、政治部、ニューヨーク特派員、バンコク支局長など、さまざまな役職を経ながら、湾岸戦争では米軍に同行し、従軍取材を行います。帰国後は『ニュースステーション』のディレクターとしての活動を経て、1997年には『スーパーJチャンネル』の初代プロデューサーとして番組の立ち上げに貢献しました。

2002年に報道局解説委員室に異動し、テレビ番組『やじうまプラス』などのコメンテーターとしても知られるようになりました。しかし、2004年に部下に対する暴力事件を受けてテレビ朝日を退職し、末延吉正事務所を設立し、ジャーナリストとして独立します。

その後、2005年には立命館大学経済学部の客員教授に就任し、2009年には中央大学経済学部特任教授に、さらに2012年には末延建設株式会社の代表取締役に就任するなど、多方面で活躍を続けます。2013年には慶應義塾大学大学院法学研究科でジャーナリズム専修の前期博士課程を修了し、2015年からは東海大学チャレンジセンター教授として活動。2016年には文学部広報メディア学科の教授に異動し、さらに平和戦略国際研究所の所長にも就任します。彼は2024年3月までその職に在籍し、主に日露関係についての研究を行っていたと言われています。

著作・論文

末延氏の著作には、2007年に月刊現代で発表された「わが友・安倍晋三の『苦悩の350日』」を含むいくつかの論文やコラムがあり、特に公共放送BBCの研究に関する著作も持っています。特にテレビ報道に光と影を添える内容となっています。

出演番組

末延氏は、テレビ朝日での記者時代には『やじうまプラス』や『報道ステーション』に出演し、政治担当のコメンテーターとしても信頼を集めていました。また、フリーとして活動を開始後も様々な媒体で活躍しており、『虎ノ門ニュース』や『たかじんのそこまで言って委員会』など、政治や社会問題に関する討論を繰り広げています。さらに、ラジオ番組にも出演し、様々な意見を発信してきました。講演や執筆活動を通じて、メディアにおける自己の見解や研究成果を広く伝えているとも言えます。

まとめ

末延吉正は、多彩な経歴を持つ日本のジャーナリストであり、学識経験を活かしながらメディアや教育の場で活躍しています。ボーダレスな視点で世界の動向を分析し、多くの視聴者や学生に対して影響を与え続けています。

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