末政ひかる

末政 ひかる（すえまさ ひかる）

末政ひかるは、日本のイラストレーターおよびキャラクターデザイナーで、1971年4月17日に福岡県福岡市で生まれました。彼は「たれぱんだ」という人気キャラクターの生みの親として広く知られています。また、株式会社てててんの代表でもあり、多くの独創的なキャラクターを世に送り出しています。彼の作品は、ただのイラストの域を超え、キャラクターそのものが文化的な現象となり、多数のファンを魅了しています。

来歴

末政は福岡県立城南高等学校を卒業後、福岡美術研究所で美術を学びました。その後、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科で専門的な教育を受け、1995年にサンエックスにデザイナーとして入社しました。入社後間もなく、彼が手がけた「たれぱんだ」は瞬く間にヒットを記録し、多数の関連グッズが発売されることとなりました。『日経ウーマン』の第1回ウーマン・オブ・ザ・イヤー（2000年）では、ヒットメーカー部門での受賞も果たしました。

2001年にはサンエックスを退社し、独立して株式会社てててんを設立しました。独立後は「ぴよだまり」、「ありさんのくらし」、「そるるんひめ」、「おにゃんこポン」など、さまざまなキャラクターを作り出し、キャラクタービジネスの先駆者としての地位を確立しました。

著書

末政はイラストレーターとしての活動に加え、いくつかの著書も発表しています。彼の代表作の一つである「たれぱんだ」は、1999年に小学館から出版され、以後、各種関連作品が続々と刊行されました。主な著書には以下のものがあります。

• - 『たれぱんだ』（小学館、1999年、ISBN 4096812110）
• - 『たれごよみ』（小学館、1999年、ISBN 4096812129）
• - 『たれぱんだしーる』（小学館、2000年、ISBN 4097343513）
• - 『たれづくし たれぱんだふぁんぶっく』（小学館、2000年、ISBN 4096812137）
• - 『たれゆくままに きがつくとそばにいる。』（小学館、2001年、ISBN 4096812145）
• - 『おまけの小林クン』（森生まさみ著、2011年、ISBN 4592888413）

彼の作品は、キャラクター文化やデザインの分野においての重要な資料となっており、多くのファンに親しまれています。

その他の情報

また、末政は「たれぱんだ」の誕生秘話についても寄稿しており、このエピソードは『読むパンダ』（白水社）に収められています。末政の活動は日本のキャラクター文化に大きな影響を与えており、彼のファンは国内外に広がっています。現在も、公式なSNSアカウントを通じて新たな情報や作品を発信し続けています。彼のクリエイターとしての影響力は計り知れず、今後の活動にも期待が高まります。

もう一度検索