末永広

末永 広について

末永 広（すえなが ひろし、1967年9月生まれ）は、日本の防衛官僚として広く知られています。奈良県で生まれ育った彼は、東大寺学園高等学校を卒業後、東京大学法学部に進学し、1989年に卒業しました。彼は政府のさまざまな部署において重要な役職を歴任し、そのキャリアを通じて日本の防衛政策に大きな影響を与えてきました。

キャリアの流れ

末永氏は1990年に防衛庁に入庁し、長官官房総務課に配属されました。ここでの仕事は、官房事務の総括的な業務に関わるものでした。彼は防衛部門での業務において多くの経験を積むこととなります。

その後、2005年には防衛施設庁の総務部総務課で企画室長を務めることになりました。この役職では、防衛施設に関わるさまざまな企画や施策を立案し、実行する役割を担いました。

2008年には陸上自衛隊中部方面総監部で政策補佐官に就任し、続く2009年では大臣官房秘書課においてアメリカの国防大学の国家戦略研究所に派遣され、国外での視野を広げました。この経験が後の政策形成に大きく寄与したと言えるでしょう。

次に、2010年に情報本部計画部に移り、深入りした情報戦略に関与した後、2011年には防衛政策局調査課において情報保全企画室の責任者となり、国家の安全保障における情報戦略の重要な構築に貢献しました。

その後も人事教育局において服務管理官、内閣官房内閣参事官として内閣情報調査室に関与し、2015年には防衛政策局戦略企画課長を任されました。これにより、日本の防衛戦略および安全保障政策の策定に対する影響力をますます強めていきました。

2017年には整備計画局の防衛計画課長に移り、戦略的な防衛計画の推進に努め、2019年には北海道防衛局の局長として地域の防衛を統括しました。

最近の活動

近年、末永氏は2021年より内閣府遺棄化学兵器処理担当室の室長に就任し、化学兵器に関する処理方針や実施計画の策定に取り組みました。これは国際的にも注目される重要な役割です。

2023年には財務省門司税関長に就任し、財政管理に関わる新たな任務に就いています。このポジションでは、税関業務の効率化や強化に尽力しており、国の経済にも寄与しています。

まとめ

末永 広はその豊富な経験と専門知識をもって、日本の防衛政策にかかわる多くの役職を歴任してきました。彼のキャリアは日本における安全保障や防衛の重要な局面に深く関与していることから、今後の動向にも注目が集まります。

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