末永徹

末永徹（1964年生まれ）は、経済とグルメを中心に評論活動を行う日本の評論家です。

経歴

1987年に東京大学法学部を卒業後、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券に入社。トレーダーとして、主に株価指数先物やオプションなど株式関連商品の売買に携わり、ニューヨーク、ロンドン、東京の各拠点で勤務しました。1997年にソロモン・ブラザーズを退職。

2008年3月には、ジャスダック証券取引所上場の株式会社フィールズの取締役（会長室長）に就任。2012年からは同社の取締役法務室長を務めました。

著書

著書『メイク★マネー！』では、1980年代末から1990年代半ばのバブル崩壊後の日本において、最先端の金融技術を持つ外資系金融会社がどのような活動をしていたのかを詳細に記述しています。この書籍は、当時の金融業界の内情を知る上で貴重な資料となっています。

その他の著書では、経済の仕組みや社会のあり方について、独自の視点から考察を展開しています。例えば、『経済はミステリー』や『「コーヒー一杯」からわかる「新しい経済」の見方』など、身近な題材を通して経済の動きを解説するスタイルが特徴です。また、『日本が栄えても、日本人は幸福になれない』や『戦争と経済と幸福と』など、社会に対する問題提起も行っています。

主な著書リスト

メイク・マネー!―私は米国投資銀行のトレーダーだった(1999/9)
経済はミステリー(2001/11/1)
「コーヒー一杯」からわかる「新しい経済」の見方(2001/12)
日本が栄えても、日本人は幸福になれない(2002/3)
戦争と経済と幸福と(2002/9)
通勤電車で身につく経済の読み方(2002/3)
ソニー銀行 道具としての銀行―フェアな金融機関とクレバーな個人の経済学(2002/12)
食材はどこから(2005/3)

関連項目

* 松本大 - ソロモン・ブラザーズ時代の同期生の一人。

末永徹は、金融業界での実務経験と豊富な知識を活かし、経済評論家として多岐にわたるテーマで情報発信を続けています。

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