本並健治

本並健治のプロフィールと経歴

本並健治（ほんなみ けんじ）は、1964年6月23日生まれで、大阪府枚方市出身の元プロサッカー選手、サッカー指導者、解説者です。現役時代は主にゴールキーパー（GK）としてプレーし、元日本代表選手としても知られています。特に印象的なのは、1990年代におけるガンバ大阪（当時は松下電器）での活躍です。彼の妻は、元女子日本代表の丸山桂里奈です。

サッカーキャリア

本並は大阪市立依羅小学校からサッカーを始め、その後清風高等学校を経て、大阪商業大学に進学し、1987年に松下電器産業サッカー部に入団しました。彼は最初は控えGKとしてスタートしましたが、慶越雄二の移籍によって正GKの地位を得ることになります。

Jリーグが発足した1993年、本並はその卓越した反応や攻撃的なゴールキーピングスタイルで注目を集めました。しかし、キャリアの中で大きな試練が訪れます。1994年のサンフレッチェ広島戦で腎臓破裂という深刻な怪我を負い、一時は選手生命が危ぶまれることとなりますが、手術を経て驚異的な回復を見せ、その年のサントリーシリーズには再び正GKとして出場しました。

日本代表として

本並は、1994年にファルカン監督の下で日本代表に選ばれ、キリンカップでフランスと対戦。しかし、以降は厳しい状況が待っていました。代表キャップはわずか3試合にとどまりましたが、クラブでは活躍を続け、日刊スポーツの「ミスター GAMBA」賞を受賞するなど、さらなる栄光を手にしました。

移籍と引退

その後、本並は1997年にヴェルディ川崎へ移籍し、ここでもゴールキーパーとしての技術を魅せつけました。2001年に引退するまでに、Jリーグで209試合に出場しました。引退後は指導者としても活動しており、特に京都産業大学や東海大学付属仰星高等学校などでコーチを務めました。

2012年から2016年にかけてはなでしこリーグのスペランツァFC大阪高槻の監督を務め、チームを任されました。監督在任中には、クラブをなでしこリーグ1部に残留させるなど指導者としての評価を高めました。

プライベートとメディア活動

2020年9月に、サッカー選手丸山桂里奈と結婚し、夫婦でメディアに登場することが多くなりました。二人は2021年にはサッカー中継で初めて揃って解説を行い、注目を集めました。また、本並は育児をテーマにした「イクメンアスリート部門」にて、2023年に表彰されるなど、家庭の中心的存在でもあります。

最後に

本並健治はサッカー選手としてだけでなく、現在は指導者や解説者としても多方面で活躍する存在です。彼の経歴や家庭生活は、多くの人々に影響を与え続けています。サッカー界での経験を背景に、今後もさらなる活躍が期待されます。

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