本保芳明

本保芳明について

本保芳明（ほんぽ よしあき）は1949年4月20日生まれで、北海道小樽市出身の日本の運輸官僚である。彼は観光庁の初代長官を務め、国連世界観光機関（UN Tourism）のアジア太平洋センターの代表をも担っている。現在は東京工業大学で特定教授として教育や研究活動を行っている。

学歴と初期のキャリア

本保氏は1968年に北海道小樽桜陽高等学校を卒業した後、1972年に東京工業大学の理工学部社会工学科を卒業。大学時代には囲碁部に参加していた。その後、1974年に同大学の大学院社会工学研究科を修了し、運輸省に入省。その後、航空局の総務課に勤務。

経歴

本保氏の経歴は非常に多岐にわたる。1983年から1988年にかけては、国際観光振興機構のジュネーブ事務所に出向し、1988年には経済協力開発機構（OECD）で日本政府代表部の一等書記官を務めた。1991年には運輸省海上交通局外航課の室長に任命され、その後もさまざまな要職を歴任している。

観光庁長官としての業績

2008年に観光庁の長官に就任して以降、本保氏は日本の観光産業の発展に大きく寄与した。観光庁の設立初期に多くの施策を導入し、日本の観光政策をリード。訪日外国人の増加を目指し、観光立国の実現に向けた取り組みを推進した。

その他の活動

退官後も教育や制度設計、観光政策における様々な役割を担っている。特に大学や地方自治体での観光施策に関するアドバイザーとしての仕事は重要であり、大学のカリキュラム開発や政策アドバイザーとしても活動。近年では、2021年から東武トップツアーズの取締役会長にも就任している。

表彰と受賞

本保芳明氏は、その功績が認められ、2019年5月には瑞宝重光章を受章した。

まとめ

運輸官僚としての豊富な経験と、観光庁の初代長官としての実績を持つ本保芳明氏は、日本の観光政策において重要な役割を果たしてきた人物である。彼の多様なバックグラウンドと広範なネットワークは、今後も日本の観光業に貢献し続けるだろう。

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