本山駅 (愛知県)

本山駅の概要

本山駅（もとやまえき）は、愛知県名古屋市千種区四谷通1丁目にある名古屋市営地下鉄の駅です。この駅は、東山線と名城線が交差する重要な交通拠点であり、各線のホームにはそれぞれ桃色のアクセントカラーが施されています。

歴史

本山駅は1963年4月1日に東山線の駅として開業されました。2003年には名城線が開通し、乗換駅としての機能が加わりました。それに伴い、エレベーターも設置され、さらに利用しやすい環境が整えられました。2000年代には、manacaというICカードの運用が開始され、通勤・通学の利便性が向上しました。可動式ホーム柵の導入も進められ、2020年にはすべてのホームに設置が完了しました。2024年から2026年にかけては、西改札口に新たなエレベーターが設置される工事が予定されています。

駅構造

本山駅は地下駅で、東山線には相対式ホームが2面、名城線には島式ホームが1面あり、両方とも可動式ホーム柵が設置されています。名城線のホームは約23メートル地下にあり、名古屋市内でも桜通線の丸の内駅に次いで深い位置にあります。改札口は南・北・東と3ヶ所あり、南改札口は名城線の開業と共に設けられました。駅構内にはセブン-イレブン名古屋地下鉄本山駅店があり、便利な買物が可能です。

鉄道の乗り換えについて

本山駅では、東山線から名城線、また名城線から東山線への乗り換えが可能ですが、それぞれのホーム間の距離が異なるため、混雑時には注意が必要です。特にラッシュアワーには、多くの利用者が集中するため、余裕をもって移動することをおすすめします。ホームの前方にあるエスカレーターは利便性が高いですが、混雑具合に応じて別のルートを選ぶことも考慮しましょう。

利用状況

本山駅はその立地から名古屋大学に近く、以前は大学の最寄駅として多くの利用者がありましたが、名城線の延伸により現在は名古屋大学駅がその役割を担っています。しかし、近年では利用者数が増加しており、利便性の高い駅として注目されています。

周辺情報

駅周辺には、マックスバリュ本山店があり、1番出口から直接アクセス可能です。また、名古屋大学へのアクセスも便利で、学生向けの商業施設が多く立ち並んでいます。駅北側は静かな住宅街となっており、一方で南側は商業エリアが広がっています。名古屋地方気象台もこの地域に位置し、名古屋市全体の気象情報の発信地となっています。

バス路線

本山駅近くでは、市営バスやジェイアール東海バスが運行していますが、一部路線は名城線の環状運行に伴い、ダイヤが変更されています。名古屋市営バスでは池下11系統や千種巡回が運行されており、東名ハイウェイバスも本山交差点近くに発着しています。

他の駅との位置関係

本山駅の隣には、東山線の覚王山駅（H15）、東山公園駅（H17）や、名城線の自由ヶ丘駅（M16）、名古屋大学駅（M18）が存在します。これにより、多様な行き先へのアクセスが可能となっています。

本山駅は名古屋市内での重要な交通ハブとして、多くの方々に利用され続けています。

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