本当にあった(生)ここだけの話

本当にあった(生)ここだけの話

『本当にあった(生)ここだけの話』とは、芳文社から提供されている実話をテーマにした月刊4コマ漫画雑誌で、2015年6月まで発行されていました。略称は「まる生」で、この本誌は独特の構成と内容で多くの読者の心を掴んでいました。

雑誌の特徴

この雑誌の主な特徴は、読者からの投稿を基にした実話体験を漫画化している点です。作家たちはそれぞれの投稿内容を活かし、様々なストーリーを描き出していました。また、毎号特集ジャンルを設けることで、特化したテーマにフォーカスした作品も数多く掲載されていました。特集に絡めて連載が行われることも多く、その内容は多岐にわたります。

掲載される作品の中には、4コマ形式だけでなく、長文を伴ったイラストや、1コマだけの漫画も存在していました。また、エッセイ漫画などの投稿もあり、その多様性は読者にとって魅力的な要素となっていたのです。

創刊と発展

本誌は、2015年6月の創刊から独立し、そのコンセプトから「実話4コマ誌読者満足ナンバーワン」との自称で注目を集めました。創刊号には、熊本出身のお笑いタレント、ヒロシが特別ゲストとして登場し、注目度が高まりました。また、雑誌の表紙イラストは天野こひつじや安斎かなえによって描かれ、視覚的にも楽しませてくれる要素がありました。

発行体制の面では、読者の投稿が誌面に採用されることで、1000円から最大1万円の賞金がプレゼントされる仕組みもありました。このような制度は読者の参画を促し、作品のクオリティ向上にも寄与していたといえます。

姉妹誌『超本当にあった(生)ここだけの話』

『本当にあった(生)ここだけの話』の姉妹誌として誕生したのが『超本当にあった(生)ここだけの話』です。こちらは2015年7月から毎月発行され、読者からの投稿を元にした作品が中心となっています。特に、2018年以降は漫画化された作品を加えることで進化を遂げましたが、2018年8月号を最後に休刊となってしまいました。

増刊誌と単行本

また、関連する増刊誌として『本当にあった増刊(生)ここだけの話』と『増刊超本当にあった(生)ここだけの話』も存在し、それぞれ特集ジャンルを設けて発行されていました。これらの雑誌や単行本も多くの漫画家による多様な作品が収められ、多くのファンに支持されていました。

競争と独自性

この雑誌が持つ独自性は、競合誌にも注目され、他の実話系漫画雑誌と差別化を図っていました。そのため、多くの読者に親しまれ、作品の品質にも定評がありました。

休刊後も『本当にあった(生)ここだけの話』のブランドは、他の雑誌とともに記憶に残り、多くの読者からの支持を受けて、今なおその名を語り継がれています。

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