本津川

本津川（ほんづがわ）

香川県の中央部を流れる本津川は、本津川水系の主要な二級河川です。高松平野の始まりである高松市香南町由佐の高松空港北側付近を源流とし、そこから北へと流れていきます。

地理

源流から北に流れた本津川は、国分寺町の盆地を貫流します。その後、北東へと流れを変え、再び高松平野へと戻り、香西付近で瀬戸内海に注ぎます。川の全長は約21.37km、流域面積は約60.2km2です。

主な支流としては、由佐で合流する大坪川、国分寺町新居で合流する野間川、鬼無町鬼無で合流する古川があります。河口の左岸には、イオンモール高松が位置しています。

また、流域の高松市鬼無町には桃太郎伝説が残されており、本津川は桃太郎が入った桃が流れてきた川として語り継がれています。

流域の自治体は、高松市と綾歌郡綾川町です。

灌漑

本津川は水量が非常に少ないため、流域には小田池、奈良須池、御厩池、衣掛池など、数多くの灌漑用溜池が作られています。また、水量の少なさから水利慣行が複雑になっており、流域の国分寺町ではほとんど取水が行われず、河口付近の香西が水利権を多く持っています。そのため、干ばつの際には激しい水争いが起こることもありました。

橋

河口から順に、本津川大橋、香西新橋、本津川橋などが架かっています。川自体が小さいため、これら以外の橋は比較的短いものが多いです。

水害

2004年10月には、台風23号による大雨で一部堤防が決壊し、川沿いの地域に被害が発生しました。特に、香川県道171号国分寺太田上町線にかかる香綾橋（旧高松市と旧国分寺町の境界付近）が崩落し、2007年1月まで約2年間の通行止めを余儀なくされました。

参考文献

（参考文献はinputに記述なし）

関連項目

* 讃岐平野

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