札幌ビューホテル大通公園

札幌ビューホテル大通公園

札幌ビューホテル大通公園は、札幌市中央区に位置し、札幌市の中心部に広がる大通公園に面したホテルです。このホテルは、公園の緑を望む優れたロケーションを誇り、観光やビジネスの拠点として利用されています。

歴史と概要

ホテルの開業は1988年6月20日に遡ります。その計画は、当時朝日生命が札幌に自社ビルを建設するにあたり、地域発展への貢献を願う思いと、後楽園スタヂアム（現在の東京ドーム）が進めていたシティホテル構想が合致したことから具体化しました。当初は後楽園スタヂアムが一括して建物を賃借し、「札幌後楽園ホテル」として運営を開始しました。

設計においては、大通公園という特別な立地を最大限に活かし、周辺環境との調和と向上を目指しました。具体的には、約1000平方メートルもの公開空地を設け、多様な花や樹木を植栽することで、緑豊かな公園景観との一体感を創出しました。また、建物内部には、当時の北海道では初めてとなる、高さ約50メートル、広さ約30メートル×20メートルにおよぶ大規模な全天候型吹き抜け空間が導入され、開放的な雰囲気を生み出しました。

これらの設計と景観への配慮は高く評価され、開業翌年の1989年には札幌市より『第4回都市景観賞』を受賞しています。

ホテル名については、運営会社の変更に伴い変遷をたどります。2011年には「東京ドームホテル 札幌」と名称を変更しました。その後、2017年に朝日生命と東京ドームとの間で結ばれていた賃貸借契約の更新に関する合意に至らなかったことから、運営が日本ビューホテルへ移管されることとなりました。これを受けて、ホテルは現在の「札幌ビューホテル大通公園」に名称を改め、新たなスタートを切りました。

施設

ホテル内には、様々なタイプの客室、レストラン、宴会場など、多様なニーズに対応する施設が整備されています。

客室:
利用目的に合わせて選べる複数のフロアと部屋タイプがあります。
モデレートフロア: シングルルーム（18.7 m²）、セミダブルルーム（18.7 m²）、スタンダードダブルルーム（22.6 m²）、エコノミーツインルーム（22.6 m²）、スタンダードツインルーム（28.0 m²）、ラージツインルーム（38.8 m²）、デラックスツインルーム（45.1 m²）、和室（38.8 m²〜）、ユニバーサルルーム（42.2 m²）など、幅広い選択肢を提供しています。
エクセレンシィフロア: よりゆったりとした空間が特徴です。スタンダードツインルーム（28.0 m²〜）、エクセレンシィダブルルーム（22.6 m²〜）、ラージツインルーム（38.8 m²）、デラックスツインルーム（45.1 m²）、コネクティングルーム（37.4 m²+18.7 m²）、和洋室（45.1 m²）、ジュニアスイートルーム（73.6 m²）、そして広さ120.0 m²のスイートルームが用意されています。
リニューアルフロア: 『LOCAL&RESORT』をコンセプトに改装された、モダンで快適な客室を提供しています。

レストラン・バー:
中華料理「緑花（ルファ）」
グリルブッフェ＆レストラン・バー「オードリー」

宴会施設:
大規模な会議やパーティーから少人数の会食まで対応可能です。
大宴会場「ピアリッジホール」（800 m²）
ホールA（400 m²）、ホールB（400 m²）
中宴会場「クレストホール」（290 m²）
小宴会場: 「桜の間」（117 m²）、「桐の間」（60 m²）、「楓の間」（57 m²）、「桂の間」（52 m²）、「桧の間」（52 m²）

アクセス

札幌ビューホテル大通公園は、大通公園の目の前に位置し、札幌の中心部を観光するのに非常に便利な立地です。賑やかなすすきのエリアへも徒歩でアクセス可能です。

札幌市営地下鉄大通駅1番出口から徒歩約5分。
北海道旅客鉄道（JR北海道）札幌駅からは車で約5分程度です。
車を利用する場合、札樽道札幌北インターチェンジからホテルまで車で約20分となります。
* 新千歳空港からのアクセスとして、北都交通および北海道中央バスが運行する新千歳空港連絡バスが利用でき、ホテルに停留所が設置されています（空港発の降車のみ）。所要時間は約70分です。

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