札幌市こども人形劇場こぐま座

札幌市こども人形劇場こぐま座は、北海道札幌市中央区の中島公園に位置する、人形劇専門の劇場です。1976年7月24日に開館し、日本初の公立人形劇場として知られています。

歴史

こぐま座の設立は、当時の札幌市長であった板垣武四氏が、姉妹都市であるドイツ・ミュンヘンの人形劇場を訪問したことがきっかけです。「札幌にも夢のある施設を作りたい」という思いから、日本初の児童会館である中島児童会館に隣接して建設されました。

開館以来、こぐま座は定期的な人形劇公演の実施は勿論のこと、アマチュア人形劇団の育成や、海外のプロ人形劇団の招致にも力を注ぎ、大きな成果を上げてきました。その活動は、後に建設される子供向け公立劇場の模範となり、全国に影響を与えました。

運営の特徴

通常、行政が運営する劇場は、稼働率を確保するために様々なジャンルの公演に利用されることが多いですが、こぐま座は当初から人形劇関係の利用に限定するという、画期的な試みを行いました。また、初心者向けの人形劇教室を開催し、その後の活動を支援するなど、札幌市内のアマチュア人形劇団の活動拠点として重要な役割を果たしています。

こぐま座の存在は、人形劇団にとって練習場所や公演場所の確保が難しいという問題を解決し、札幌市における人形劇文化の発展に大きく貢献しました。

利用案内

休館日：月曜日（月曜日が祝日の場合は火曜日）
開館時間：9時～17時
所在地：〒064-0931 札幌市中央区中島公園1番1号
アクセス：札幌市営地下鉄南北線 中島公園駅 徒歩1分

その他の情報

こぐま座は、人形劇を通じて子供たちの創造性や表現力を育むとともに、地域文化の発展に貢献しています。長年にわたり、子供から大人まで幅広い世代に愛され続けている、札幌市の貴重な文化施設です。

関連情報

やまびこ座・こぐま座のホームページ
札幌市こども人形劇場こぐま座 X（旧Twitter）

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