札幌市立義務教育学校福移学園

札幌市立義務教育学校福移学園

概要

札幌市立義務教育学校福移学園は、日本の北海道札幌市東区中沼町に位置する義務教育機関です。この学校は、札幌市で初めての義務教育学校であり、特認校としての特色を持っています。2023年4月1日に、以前存在した札幌市立福移小学校と福移中学校が統合され、福移学園が新たに開校しました。校舎はそのまま使用されており、地域に密着した教育を提供しています。

教育目標

福移学園の教育理念は、自然を愛し、互いを理解し合いながら、未来を切り拓いていく児童生徒を育成することです。この理念は「Fukuism」と名付けられ、自立、思いやり、発信力のある人材を目指しています。

学校行事

福移学園では、年間を通じて多様な学校行事が開催されます。具体的な行事は以下の通りです：

• - 4月: 1学期始業式、入学式、対面式
• - 5月: 修学旅行、宿泊学習、野外学習
• - 7月: 1学期終業式
• - 8月: 2学期始業式
• - 9月: 収穫祭、ステージ発表会
• - 11月: 球技大会
• - 12月: 2学期終業式
• - 1月: 3学期始業式
• - 3月: 卒業式

生徒たちは生徒会活動を通じてリーダーシップや責任感を学びます。各委員会では、図書文化、保健体育、生活、情報放送などの活動が行われ、さまざまな分野での経験を積むことができます。

実績

福移学園の生徒たちは、放送委員会を通じた活動で数々の成果を上げています。例えば、2022年にはNHK杯全国中学校放送コンテストで最優秀賞を受賞し、これまでにも優良賞を獲得する等、高い評価を得ています。

部活動

後期課程には現在、バドミントン部、水泳部、美術部などの部活動があります。ただし、卓球部は事実上活動を停止しています。部活動を通じて、児童生徒たちはさらなる成長を遂げる機会を得ています。

沿革

福移の教育の歴史は1884年に遡ります。この年に福岡藩士によって寺子屋教育が始まり、その後も様々な変遷を経て、2023年に札幌市立義務教育学校福移学園が開校されました。屋上には天文台があり、地域社会に開かれた科学教育を実施しています。

アクセス

福移学園へのアクセスは、北海道中央バス 東69「福移学園」停留所から徒歩5分です。また、通学区域は東区中沼町の一部であり、特認校制度に基づく通学条件があります。1〜3年生は片道40分以内、4〜6年生は60分以内の距離が求められています。

周辺施設

福移学園周辺にはさまざまな施設が存在し、教育に関連する資源が充実しています。例えば、札幌中沼資源選別センターや公民館、さらに青少年キャンプ場もあり、地域とのつながりが深いことが特徴です。

このように、札幌市立義務教育学校福移学園は、教育の質の向上に努めつつ、地域社会とも積極的に関わっている教育機関です。

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