朴錫珉

朴 錫珉（パク・ソクミン）について

朴 錫珉は1985年6月22日に生まれ、大韓民国のプロ野球界で長年プレーした内野手です。当初はサムスン・ライオンズからキャリアをスタートし、2004年に新人選手として指名され入団しました。

サムスンライオンズ時代

大邱高校を卒業後、朴は2004年にサムスン・ライオンズに加入し、その後数シーズンは目立った活躍をしませんでした。特に2005年のアジアシリーズでは決勝戦に代打で出場しましたが、チーム内での存在感は薄かったと言えます。 兵役を経て2008年に復帰すると、蔡太仁や崔炯宇と共にチームの中心選手として成長し、2015年にはその実力を遺憾なく発揮しました。特に9月20日のロッテ・ジャイアンツ戦では、韓国プロ野球の新記録となる1試合9打点を挙げるなど、一時代を築き上げました。その年には自己最多の116打点を記録し、さらには第1回WBSCプレミア12の韓国代表選手にも選出されましたが、膝の故障が響き辞退を余儀なくされました。

NCダイノス時代

2015年からはフリーエージェントとしてNCダイノスに移籍し、ここでもその実力を証明しました。2017年にはワールド・ベースボール・クラシックに韓国代表として出場。2019年シーズン後には再びFAとなるも、その後も長期契約を結び、チームに貢献しました。しかし、2021年には規則を破り同僚らと密会し、COVID-19の陽性反応者が出る事態が発覚して出場停止処分を受けました。

引退とその後

2023年10月30日、朴は現役引退を発表しました。2024年には日本プロ野球の読売ジャイアンツで育成コーチとして新たなキャリアをスタートすることが決まり、背番号は108に設定されました。また、引退式は故郷でもある昌原NCパークで開催され、かつてのチームメートであるサムスンライオンズとNCダイノスが対戦する試合を通じて祝われました。さらに、7月22日には日韓ドリームプレーヤーズゲームにKOREAチームとして参加し、野球界での新たな役割を模索しています。

表彰

朴はその間にゴールデングラブ賞を2回（2014年、2015年）受賞しており、背番号は選手としての在籍年数に応じて変更がありました。彼のキャリアは、多くの野球ファンにとって記憶に残るものであることは間違いありません。

その功績は、プロ野球界はもちろん、次世代選手にとっても大きな励みとなることでしょう。

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