朽木綱博

朽木綱博（くつき つなひろ）

朽木綱博は、1905年（明治38年）11月13日に生まれ、1963年（昭和38年）6月13日に没した、昭和期の政治家、華族です。貴族院の子爵議員として知られています。出生時の姓は池田、名は博久でした。

経歴

陸軍将校であった池田仲博の三男として生を受け、後に陸軍少将で子爵の朽木綱貞の養子となりました。1930年（昭和5年）4月1日に養父・綱貞の死去に伴い、子爵を襲爵しています。

学歴としては、1931年（昭和6年）に東京帝国大学文学部を卒業しています。その後、松竹興業で社長秘書を務め、東京宝塚劇場では嘱託として勤務しました。また、参謀本部にも嘱託として関わっています。

1946年（昭和21年）8月22日、貴族院の子爵議員補欠選挙において当選を果たし、研究会に所属して活動しました。貴族院が廃止される1947年（昭和22年）5月2日までその任を務めました。

親族

父：池田仲博（因州池田家14代当主、侯爵、陸軍将校）。徳川慶喜と新村信が実親。
兄：池田徳真（因州池田家15代当主）。妻は朽木綱貞の娘・美知子。
養父：朽木綱貞（福知山朽木家15代当主、子爵、陸軍少将）。
妻：道子（勝精長女）。勝精は池田仲博の同母弟。
長男：彰

系図

（省略）

脚注

（省略）

参考文献

人事興信所編『人事興信録 第14版 上』人事興信所、1943年。
『貴族院要覧（丙）』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
* 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成 上巻』霞会館、1996年。

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