杉原立樹

杉原 立樹（すぎはら りき）

1997年11月9日に大阪府で生まれた杉原立樹は、日本のプロラグビーユニオン選手として活躍しています。現在は、国内最高峰リーグであるジャパンラグビーリーグワンに所属する静岡ブルーレヴズの一員としてプレーしています。

彼の主なポジションはフォワード第3列のナンバーエイト（No.8）です。このポジションは、スクラムの最後尾でパックをコントロールし、そこからのボール持ち出しやアタック参加、さらにはディフェンスラインのカバーやブレイクダウンでの重要な役割を担う、攻守にわたるチームの要です。杉原選手は、公表されているプロフィールによれば、身長184センチメートル、体重107キログラムという恵まれた体格を持ち、ナンバーエイトとして求められるフィジカルの強さとコンタクト能力を備えています。

ラグビーキャリアは、広島県の尾道高校で本格的に積み重ねられました。高校卒業後、彼は関西ラグビー界の強豪である関西学院大学に進学。大学選手権などの舞台で経験を磨き、選手としての基礎を築きました。特に学生時代には、将来を期待される若手選手として、U20日本代表のスコッドに選出された経験も持っており、国際レベルの舞台にも触れています。

大学での活動を終えた後、2020年に当時のトップリーグに加盟していたヤマハ発動機ジュビロへ加入しました。このチームは、その後のリーグ再編を経て、現在の静岡ブルーレヴズとなりました。杉原選手は、チーム名称が変わる中でも一貫して所属し、プロ選手としてのキャリアをこの地でスタートさせました。

プロ入り後、着実に実力を伸ばし、彼はついにジャパンラグビーリーグワンの公式戦の舞台に立ちます。記念すべきリーグワンデビューを果たしたのは、2022-23シーズンの開幕戦でした。具体的には、2022年12月17日に行われたトヨタヴェルブリッツとの試合で、杉原選手はスターティングメンバーとして出場し、公式戦初キャップを獲得しました。この初出場は、彼のラグビーキャリアにおける重要な節目であり、プロとしての第一歩を力強く踏み出した瞬間でした。

静岡ブルーレヴズでは、ナンバーエイトとして、持ち前のフィジカルを生かしたパワフルなプレーや、献身的なディフェンスでチームに貢献しています。ブレイクダウンでの激しい争奪戦や、攻撃時のボールキャリアとしての役割など、彼のプレーはチームの推進力となっています。若手ながらもリーグワンのトップレベルで経験を重ねることで、選手としてさらなる成長が期待されており、今後の活躍から目が離せません。

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