杉山亮

杉山亮（すぎやま あきら）

1954年3月18日生まれ。東京都台東区根岸で幼少期を過ごし、その後練馬区へ転居。大学中退後、道灌山学園保育専門学校へ入学。当時は男性保育士が法的に認められていなかったため、異例の入学であった。

保育士としてのキャリア

1976年、保育専門学校卒業後、東京都利島村の保育園に調理員として勤務。翌年、児童福祉法施行令改正により、男性保育士が公的に認められ、保育士としてのキャリアをスタート。利島での勤務後、伊豆大島や新島などの保育園で臨時職員として勤務。その傍ら、日本各地の離島の保育園を訪ね、ルポルタージュを執筆。1981年には栃木県宇都宮市の幼稚園に勤務し、1983年に退職。この経験を基に、最初の著書「保父さんの島だより」を刊行。

おもちゃ作家としての活動

埼玉県狭山市に転居後、電動糸のこを使ったおもちゃ作りに没頭。都内各地の展示会や画廊で個展を開催。その後、埼玉県長瀞町に移り、「おもちゃいろいろ・なぞなぞ工房」を設立。昼間は糸のこ細工、夜は保育やおもちゃに関する原稿執筆に励む。この頃、「おもちゃばこフォーラム」を始める。

児童書作家としての転身

1992年、再び狭山市へ。児童書作家としての活動が中心となる。2006年には山梨県小淵沢町に転居し、執筆活動に加え、オリジナルストーリーのストーリーテリングを開始。同年から自宅書斎で「夏のものがたりライブ」を、翌年からは地元スタッフと共に「小淵沢ものがたりフェスティバル」を開催。2011年には東京・新宿で「冬のものがたりライブ」をスタート。

現在は、執筆、ストーリーテリング、講演、ワークショップの四本立てで活動。八ヶ岳の自然の中で散歩を楽しむなど、豊かな生活を送っている。

主な著書

児童書

子供講談シリーズ：『用寛さん本伝』シリーズ、『青空晴之助』シリーズ、『昔屋話吉おばけ話』シリーズなど。
おはなし迷路シリーズ：『用寛さん』シリーズ、『世界のたび』シリーズなど。
おもちゃ絵本シリーズ：『名探偵ホームズの事件簿』、『ドラキュラ』など。
ミルキー杉山のあなたも名探偵シリーズ：『もしかしたら名探偵』から『おくれてきた名探偵』まで、多数。
わんわん探偵団シリーズ：『わんわん探偵団』シリーズ。
にゃんにゃん探偵団シリーズ：『にゃんにゃん探偵団』シリーズ。
トレジャーハンター山串団五郎シリーズ：『トレジャーハンター 山串団五郎』シリーズ。
怪盗ショコラシリーズ：『怪盗ショコラ』シリーズ。
杉山亮のものがたりライブシリーズ：『空を飛んだポチ』など。
日本名作絵本：『きんたろう』、『わらしべちょうじゃ』など。
杉山亮のおばけ話絵本：『のっぺらぼう』、『うみぼうず』など。
その他の児童書：『これさえあれば だれのどうぐ?』、『秘密図書委員ヨム』、『少年探偵と4つの謎』など。

一般書

『子どものことを子どもにきく』
『朝の連続小説』シリーズ
『こどものもの - 現代子ども道具カタログ』
『子どもにもらった愉快な時間』

その他の活動

おもちゃばこフォーラム：1990年頃から続くイベント。大人も子どもも一緒になっておもちゃを楽しむことを目的としている。
夏のものがたりライブ：2006年より自宅書斎で開催されている、ストーリーテリングの会。大人から子どもまで楽しめる。

関連項目

日本の小説家一覧
児童文学作家一覧

外部リンク

* 杉山亮のなぞなぞ工房

杉山亮は、保育士、おもちゃ作家、児童文学作家、ストーリーテラーとして、多岐にわたる活動を通じて、子どもたちの成長と創造性を育むことに貢献している。

もう一度検索