杉山優平

杉山 優平

杉山 優平（すぎやま ゆうへい）は、1997年6月5日に大阪府で生まれた日本のラグビー選手です。現在はジャパンラグビーリーグワンに所属する東芝ブレイブルーパス東京の一員としてプレーしています。ポジションは、チームのアタックを司る重要な役割を担うスクラムハーフ (SH)です。身長167cm、体重70kgと、俊敏性が求められるポジションに適した体格を持っています。

ラグビーキャリアの始まり

杉山選手がラグビーというスポーツに初めて触れたのは、小学3年生の時でした。この時期から楕円球を追い始め、その後の長いキャリアの礎を築きました。学生時代を通して、彼は着実にその才能を開花させていきます。

学生時代の飛躍

高校は大阪桐蔭高校に進学。ラグビー部では中心選手として活躍し、最終学年ではチームのキャプテンを務め、リーダーシップを発揮しました。その功績が認められ、高校日本代表にも選出されるなど、高校年代で既に全国トップレベルの選手として注目を集めました。2016年に高校を卒業後、ラグビーの強豪として知られる筑波大学に入学。大学でも引き続きラグビー部に所属し、スキルと戦術理解を深めました。ここでも彼のリーダーシップは高く評価され、2019年には筑波大学ラグビー部の主将に就任。チームを牽引する役割を担いました。また、学生時代にはU20日本代表スコッドにも選ばれた経験があり、若い頃から将来を嘱望される存在でした。

プロの舞台へ

筑波大学を卒業した2020年、当時のジャパンラグビートップリーグに所属していた東芝ブレイブルーパス（現在の東芝ブレイブルーパス東京）への加入が決まり、プロラグビー選手としてのキャリアをスタートさせました。トップレベルの環境に身を置き、日々厳しいトレーニングを重ねます。そして、プロ入り翌年の2021年3月6日、ジャパンラグビートップリーグ第3節の三菱重工相模原ダイナボアーズ戦において、途中出場ながら待望の公式戦初出場を果たしました。

選手としての特徴

スクラムハーフとして、杉山選手は正確かつ迅速なパス供給でバックスラインに良いボールを供給し、アタックの起点を作り出します。また、密集周辺での判断力や、小さな体躯を活かしたディフェンス、そして自ら仕掛けるランプレーも魅力です。学生時代からキャプテンを務めてきた経験は、プロの舞台でもチームメイトとのコミュニケーションや、ゲームコントロールにおいて彼の大きな強みとなっています。東芝ブレイブルーパス東京の一員として、更なる活躍が期待される選手です。

もう一度検索