杉山和史 (総合格闘家)

杉山 和史

杉山 和史（すぎやま かつし、1976年11月29日 - ）は、日本の男性総合格闘家として知られています。茨城県を活動拠点としており、競技者としてリングに上がり続ける一方、同県筑西市に自身の格闘技ジム＆フィットネスである「TURNING POINT」を設立し、代表として後進の指導やフィットネスの普及に努めています。また、幼少期から慣れ親しんだ柔道の指導にも携わっており、地元の柔道道場「関城柔道会」でも師範として子どもたちの育成にあたっています。

経歴

杉山は茨城県で生を受け、幼少の頃から地元の関城柔道会で柔道に励みました。茨城県立鬼怒商業高等学校を卒業後、八戸学院大学に進学。柔道で培った身体能力を活かしつつ、23歳から新たに総合格闘技の世界に足を踏み入れます。同じ茨城県出身の先輩格闘家、梅田恒介氏から指導を受け、その技術を磨きました。

プロ総合格闘家としてのキャリアは、2002年4月4日にUnited Full Contact Federationでスタートしました。デビュー戦の相手はケイシー・バルクマイヤーで、この試合をアームバーによる一本勝ちで飾り、鮮烈なプロデビューを飾りました。同年6月1日にはFull Contact Fighting Federationのリングに上がり、ゲーリー・クアン、Jace Fabryckiと対戦しましたが、その後約9年間、リングから離れる期間がありました。

長いブランクを経て、2011年2月6日、Fighting Network ZSTの大会で復帰戦を行います。復帰戦の相手となった宮北寛士選手に対し、得意の寝技である腕ひしぎ十字固めで一本勝ちを収め、ブランクを感じさせない勝利で再び総合格闘技界にその存在を示しました。国内主要団体の一つであるパンクラスには、2013年6月30日に初参戦を果たしています。

人物

競技者として、また指導者として活動する傍ら、アジア圏への旅行を趣味としています。特に過去に試合のために訪れたインドネシアには強い思い入れがあり、その食事や現地の人々の温かい人柄に深く感銘を受けたことから、以降、頻繁にインドネシアを再訪しています。2017年には、インドネシアのパプア州にあるジャヤプラやワメナといった都市部だけでなく、未開の地とされるダニ族の暮らす集落まで足を運び、異文化交流を深めました。

また、自身の食生活についてはヴィーガンであることを公にしています。日々のトレーニングやコンディショニングを、動物性食品を排除した食生活で維持しており、格闘家としての身体作りにおいてもその信念を貫いています。多方面にわたる活動と独自のライフスタイルは、杉山和史という人物をより多角的に表しています。

戦績の詳細については、外部のデータベースなどで確認することができます。

関連項目

男子総合格闘家一覧

外部リンク

杉山和史 - X（旧Twitter）
杉山和史 - Facebook
格闘技ジム＆フィットネス TURNING POINT ブログ
パンクラス 参戦選手
杉山和史の戦績 - SHERDOG

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