杉山順一

杉山 順一（すぎやま じゅんいち）について

杉山順一は、1967年に東京都で生まれた北海道テレビ放送（HTB）のディレクター・プロデューサーです。趣味やキャラクターから「杉山ちん」という愛称でも知られています。彼の経歴は、放送業界において多くの影響を与え、多彩な番組制作に携わってきました。

学歴とキャリアの始まり

杉山は早稲田大学を卒業後、1990年にHTBに入社しました。同期には有名なディレクターである藤村忠寿や、元HTBアナウンサーの戸島龍太郎がいます。彼は入社当初から、従来の枠を超えた独自の視点で番組制作に取り組むことが期待されていました。

鈴井貴之との出会い

1992年、彼は鈴井貴之と出会い、彼の主宰する劇団OOPARTSに触れます。その後、鈴井と共に『週刊Nanだ!Canだ!』の制作を担当し、これが彼のキャリアの転機となりました。この番組で制作したミニCMドラマ「竜馬が疾る!」は、彼の創作意欲を大いに発揮するものでした。以降、鈴井やTEAM NACSとの関わりが深まり、彼にとって重要なプロジェクトが次々と生まれていきます。

『水曜どうでしょう』への関与

「水曜どうでしょう」は彼にとって非常に重要なプロジェクトであり、特に彼はサイコロ3の際に嬉野雅道Dの代わりとして同行しました。ロケ中に厳しい状況に直面しながらも大泉洋との面白いエピソードがたくさんあります。彼は大泉に「逃げちゃお」と逃亡を提案し、後に暴露されるというユニークなエピソードも残しています。さらに、彼は大泉洋をデビューさせた重要な役割を担い、彼の才能を見出したことでも知られています。

深夜番組の開発

1999年には、新しい深夜番組『鈴井の巣』を鈴井とともに立ち上げ、チーフディレクターとして活躍しました。番組は視聴者からの支持を集め、2004年に異動するまでの間に多くのファンを獲得しました。その後、情報部での情報ワイド番組『イチオシ!』の制作にも関与し、視聴者に対して分かりやすい情報を提供することに貢献しました。

現在の活動

杉山順一の活躍は今も続いており、2010年からは情報制作部の部長として位置づけられています。彼は『ハナタレナックス』のゼネラルプロデューサーを務めながら、他の多くの番組にも関わり、放送業界における影響力を保持し続けています。2021年には『おにぎりあたためますか』のゼネラルプロデューサーにも就任しました。

プライベートの一面

プライベートでは、彼は酒豪で知られ、仕事仲間の鈴井との意気投合も酒の席から生まれることが多いです。このような人間関係が、彼の職場環境や仕事の進め方にも大きな影響を与えていると言えるでしょう。

結論

杉山順一は、その独自な視点と積極的な姿勢でテレビ業界に数多くの足跡を残してきました。今後も彼は、さらに新たな挑戦を続けていくことが期待されます。彼の活動が、今後どのように展開していくのか、そして次の話題作が何になるのか、非常に楽しみです。

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