杉本天昇

杉本天昇：バスケットボール界の新星

杉本天昇（すぎもと てんしょう）は、1998年7月20日生まれ、秋田県秋田市出身のプロバスケットボール選手です。現在はB.LEAGUEのファイティングイーグルス名古屋と、3x3.EXE PREMIERの八戸ダイムに所属し、シューティングガードとして活躍しています。

生い立ちと才能の開花

杉本選手は、小学生の頃からその高い得点能力で注目を集めていました。秋田市立旭北小学校時代には、全県大会決勝で43得点を記録し、地元紙である秋田魁新報で大きく報道されるほどの活躍を見せました。

秋田市立山王中学校卒業時には、当時秋田ノーザンハピネッツのヘッドコーチを務めていた中村和雄氏が、高校・大学を経由せずに直接入団させようと試みたものの、これは実現しませんでした。このエピソードからも、当時から彼の才能が際立っていたことがうかがえます。

高校・大学時代の活躍

高校時代もその才能は健在で、2016年2月7日に小田原アリーナで行われた新人戦関東大会高校男子決勝では、60得点を挙げるという圧倒的なパフォーマンスを披露しました。また、同年のFIBAアジアU-18選手権カザフスタン戦では、43得点をマークし、爆発的な得点力を見せつけました。

日本大学に進学後も、その才能は開花し続けました。3年次の2020年2月7日には、Bリーグの特別指定選手制度を利用してレバンガ北海道に加入。同年3月30日までの期間、1試合に出場しました。

プロとしての挑戦

大学4年次となった2021年1月1日には、再び特別指定選手制度を利用してB2の群馬クレインサンダーズに加入しました。しかし、同年2月5日のバンビシャス奈良戦で左ひざ前十字靭帯断裂という重傷を負い、全治9か月の診断を受けました。この怪我により、このシーズンは7試合の出場に留まりました。

怪我からの復帰を目指し、2021年6月18日には、B1に昇格した群馬クレインサンダーズとの契約更新を果たしました。しかし、2022年には新潟アルビレックスBBに移籍し、新たな挑戦をスタートさせました。新潟では、京都戦で8本の3ポイントシュートを沈め、キャリアハイとなる28得点を記録しました。

プレースタイルと人物像

杉本選手のプレースタイルは、何と言ってもその高い得点能力にあります。特に、アウトサイドからのシュートを得意とし、爆発的な得点力でチームに貢献します。また、試合前は何も考えず「無」の状態で臨むようにしているそうです。これは、集中力を高め、最高のパフォーマンスを発揮するためのルーティンなのかもしれません。

トレードマークは、拳を突き出す「天昇ポーズ」。これは、彼の名前にも通じるもので、勝利への強い意志と、常に上を目指す向上心を表現しているかのようです。

杉本天昇選手は、その才能と努力で、これからもバスケットボール界を盛り上げてくれることでしょう。今後の活躍に期待が高まります。

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