杉浦由美子

杉浦由美子（すぎうら ゆみこ）は、1970年生まれの日本のノンフィクションライターです。埼玉県で生まれ、静岡雙葉中学校・高等学校を経て、日本大学農獣医学部を卒業しました。

大学卒業後は会社員や派遣社員として働いていましたが、書評雑誌『レコレコ』への投稿が、朝日新聞社の編集者の目に留まったことをきっかけに執筆活動を始めました。現在は、教育分野を中心に取材を行い、『ダイヤモンド教育ラボ』、『中学受験ナビ』、『マネーポスト』などの媒体で連載を持ち、『週刊ダイヤモンド』や『週刊東洋経済』にも寄稿しています。

2005年6月には、雑誌『アエラ』にて有吉由香との共著「萌える女オタク」を発表し、実質的なデビューを果たしました。当初は新進のオタクライターとして、2006年3月に初の単行本『オタク女子研究 腐女子思想大系』を刊行。2006年時点では、少女漫画、文芸、ボーイズラブ、やおい、アニメなど、女性のオタク文化全般に関する記事を執筆していました。

著作

『オタク女子研究 腐女子思想大系』（2006年3月、原書房）
『腐女子化する世界 東池袋のオタク女子たち』（2006年10月、中公新書ラクレ）
『ケータイ小説のリアル』（2008年、中公新書ラクレ）
『コスプレ女子の時代』（2008年、ベスト新書）
『かくれオタク9割 ほとんどの女子がオタクになった』（2008年、PHP研究所）
『101人の腐女子とイケメン王子 -腐女子「恋愛感」研究』（2009年、原書房）
『バブル女は「死ねばいい」 婚活、アラフォー(笑)』（2010年8月、光文社新書）
『20代女性がセックスしてない 彼女たちはなぜ男に求められない?』（2011年、角川oneテーマ21）
『顔のいい男はなぜ出世するのか 時代と権力とビジュアルの関係』（2011年、廣済堂新書）
『自分のことをしゃべりすぎる若者たち』（2012年、講談社+α新書）
『女子校力』（2013年、PHP新書）
『ママの世界はいつも戦争』（2013年、ベスト新書）
『中学受験 やってはいけない塾選び』（2022年、青春出版社）

外部リンク

杉浦由美子 取材の日々 (はてなブログ) リンク切れ
* 杉浦由美子のこんなもの見ました。 (ココログ) リンク切れ

杉浦由美子は、オタク文化研究から社会現象の分析まで、幅広いテーマで現代社会の実態を捉えるノンフィクションライターとして活躍しています。初期には、女性オタク文化の第一人者として注目を集めましたが、その後は、教育問題や若者たちの実態など、より幅広いテーマに取り組んでいます。彼女の著作は、現代社会の様々な側面を深く掘り下げ、読者に新たな視点を提供しています。

もう一度検索