李博 (バレーボール)

李 博（り はく）

李博は1990年12月27日に生まれた、日本のバレーボール選手であり、バレーボール日本代表としても知られています。彼は宮崎県宮崎市の出身で、バレーボールの道を歩むきっかけは、母親からの勧めでした。小学4年生からバレーボールを始め、日向学院高等学校では春の高校バレーやインターハイで素晴らしい成績を残しました。

大学は筑波大学に進学し、在学中にはインターン選手としてつくばユナイテッドSun GAIAでプレーしました。大学卒業後には東レアローズに加入し、2017年にはオーストラリアでのバレーボール世界選手権アジア予選にメンバーとして選ばれ、本戦出場を果たしました。

2021年には東京オリンピックのメンバーに選抜され、7月24日に行われたベネズエラ戦で初めてオリンピックの舞台に立ちました。しかし、2022年10月7日には体調を崩し、しばらくの休養が必要とされました。

李博はまた、2023年12月23日のV1男子東京グレートベアーズ戦でVリーグ通算230試合に出場し、「Vリーグ栄誉賞」の受賞基準に達しました。この記念セレモニーでは、同じく東レの同期である星野秀知から花束を受け取る場面もありました。

人物背景

李博は両親が中国出身であり、すでに日本国籍を取得しています。父親は三段跳びの元中国代表選手で、母親も中国女子バレーボール代表としてプレーした経験を持ちます。李博は母親の影響を受けて小学4年生からバレーボールを始め、その後、数々の実績を重ねていきました。

2017年のワールドグランドチャンピオンズカップでは、チームメイトの藤井直伸との面白いエピソードがあります。藤井に「なんで助走しないんだ」と怒られる場面があり、李博はそれが誤解であることを説明しました。練習中に助走を怠り、トスを打てなかった際に周りから注意されたのです。

彼はサイド攻撃もセッターもこなす能力を持ち、特にセッターとしては独特のプレースタイルで知られています。チームメイトである藤井とは「東レライン」と呼ばれるコンビでファンの間でも人気があります。2020/21シーズンには選手間投票で「アタッカー＆セッターのベストコンビNo.1」に選出され、2021/22シーズンも同じ栄誉を受けています。

オリンピックのベネズエラ戦では、重要な局面で藤井からのクイックトスに応じて活躍し、試合の流れを決定づけました。彼のプレースタイルは、速さと技術を兼ね備えたもので、特に縦のBクイック攻撃が得意です。

球歴

李博は2013年から始まった日本代表活動以降、ワールドリーグ、ワールドグランドチャンピオンズカップ、世界選手権、オリンピックと、多様な国際的な大会に参加してきました。彼の代表活動は2017年まで続き、ユニバーシアード大会にも出場して際立った成績を残しています。

彼のキャリアはバレーボール界において輝き続けており、今後の活躍にも大いに期待されています。

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