李婷 (1980年生のテニス選手)

李婷（リー・ティン、Li Ting、1980年1月5日 - ）は、中華人民共和国湖北省武漢市出身の元女子プロテニス選手です。右利きで、バックハンド・ストロークは両手打ちでした。身長180cm、体重72kgと、アジアの女子テニス選手としては恵まれた体格の持ち主です。

プロとしては、WTAツアーでシングルスの優勝はありませんでしたが、ダブルスではアテネ五輪を含む10勝を挙げました。ダブルスの自己最高ランキングは19位で、シングルスは136位でした。

経歴

7歳からテニスを始め、1996年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップの中国代表選手となりました。2000年にプロ入りし、シドニー五輪で李娜との女子ダブルスに出場しましたが、初戦で敗退しました。

2004年のアテネ五輪では、孫甜甜とのペアで女子ダブルスに出場し、見事金メダルを獲得しました。決勝までの道のりでは、1回戦でアメリカ代表（ビーナス・ウィリアムズ&チャンダ・ルビン組）、2回戦でイタリア代表（シルビア・ファリナ・エリア&フランチェスカ・スキアボーネ組）、準々決勝でオーストラリア代表（アリシア・モリク&レネ・スタブス組）、準決勝でアルゼンチン代表（パオラ・スアレス&パトリシア・タラビーニ組）を破り、決勝ではスペイン代表のコンチタ・マルティネス&ビルヒニア・ルアノ・パスクアル組を6-3, 6-3のストレートで下しました。この勝利は中国に初のテニス金メダルをもたらし、彼女のキャリアにおけるハイライトとなりました。

シングルスでは、2005年と2006年の全豪オープンに予選を勝ち上がって出場しましたが、いずれも1回戦で敗退しました。4大大会の本戦出場はこの2回のみでした。

その後も、孫甜甜とのペアでダブルスで好成績を収め、2005年の全仏オープン女子ダブルスでベスト8に進出、2006年には女子ツアー大会でダブルス3勝を記録しました。2007年全豪オープンの女子ダブルス1回戦敗退を最後に、27歳でプロテニス界から引退しました。

WTAツアー決勝進出結果

ダブルス: 14回 (10勝4敗)

外部リンク

李婷 - WTAツアーのプロフィール （英語）
李婷 - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール （英語）
李婷 - 国際テニス連盟
* 李婷 - Olympedia（英語）

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