孫甜甜

孫甜甜（スン・ティエンティエン、Sun Tiantian、1981年10月12日 - ）は、中国河南省鄭州市出身の元女子プロテニス選手です。右利きで、バックハンド・ストロークは両手打ちでした。身長175cm、体重65kg。

8歳からテニスを始め、2001年からフェドカップ中国代表として活躍しました。2004年のアテネ五輪では、李婷とのペアで女子ダブルスに出場。1回戦からアメリカ、イタリア、オーストラリア、アルゼンチンといった強豪ペアを次々と撃破し、決勝ではスペインのペアをストレートで下して金メダルを獲得。中国テニス界に初のオリンピック金メダルをもたらしました。

孫甜甜は李婷とのダブルスで好成績を維持し、2006年には女子ツアーのダブルスで3勝を挙げました。2007年には晏紫とペアを組み、ジャパン・オープンとタイ・バンコク大会でダブルス2週連続優勝を達成しています。

2008年の全豪オープン混合ダブルスでは、ネナド・ジモニッチ（セルビア）とペアを組み、決勝でインドのペアを破り優勝。グランドスラムでのタイトルを獲得しました。

シングルスにも力を入れており、グランドスラムでは全豪オープンを除く3大会で2回戦に進出しています。2005年のチャイナ・オープンでは、セリーナ・ウィリアムズを破る番狂わせを演じました。2006年には、タシュケント大会の決勝でイロダ・ツルヤガノワを下し、WTAツアーでシングルス初優勝を果たしました。

2009年の広州国際女子オープンでは、クルム伊達公子とダブルスを組み準優勝。同年10月のチャイナ・オープンダブルス1回戦が最後の出場となりました。2009年11月にテニス指導者の張鵬と結婚。

WTAツアーでは、シングルスで1勝、ダブルスで12勝（アテネ五輪を含む）を記録しました。自己最高ランキングはシングルス77位、ダブルス16位です。

WTAツアー決勝進出

シングルス: 1回 (1勝0敗)
ダブルス: 22回 (12勝10敗)

4大大会シングルス成績

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